全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が2026年10月に公表した速報によると、2026年9月の軽乗用車の通称名別新車販売は、ホンダの「N-BOX」が19,105台で1位だった。2位はスズキの「スペーシア」16,088台、3位はダイハツの「タント」12,158台、4位はダイハツの「ムーヴ」12,119台と続く。
3位のタントと4位のムーヴの差は、わずか39台だ。メーカー別の軽四輪の総販売台数は、スズキが51,792台、ダイハツが47,748台、ホンダが25,505台だった。
この記事は、全軽自協の「2026年9月 軽四輪車 通称名別 新車販売速報」と「同 新車販売台数 速報」の数字だけをまとめている。速報の数字は、後で公表される確報で変わることがある。
1位はN-BOXの19,105台、ベスト15は全車が前月を上回った
| 順位 | メーカー | 通称名 | 9月 | 前月 | 前年同月比 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ホンダ | N-BOX | 19,105台 | 13,917台 | 88.0% |
| 2 | スズキ | スペーシア | 16,088台 | 11,624台 | 98.1% |
| 3 | ダイハツ | タント | 12,158台 | 6,672台 | 106.1% |
| 4 | ダイハツ | ムーヴ | 12,119台 | 6,249台 | 89.7% |
| 5 | 日産 | ルークス | 10,332台 | 6,093台 | 214.2% |
| 6 | スズキ | ハスラー | 8,158台 | 6,080台 | 102.1% |
| 7 | 三菱 | デリカミニ/eK | 7,505台 | 3,919台 | 149.5% |
| 8 | スズキ | ワゴンR | 5,308台 | 4,068台 | 78.7% |
| 9 | ダイハツ | ミラ | 4,647台 | 2,253台 | 109.1% |
| 10 | ダイハツ | タフト | 4,491台 | 2,691台 | 111.8% |
| 11 | スズキ | アルト | 4,441台 | 3,468台 | 82.3% |
| 12 | 日産 | デイズ | 4,260台 | 2,157台 | 81.0% |
| 13 | スズキ | ジムニー | 2,497台 | 1,954台 | 53.0% |
| 14 | ホンダ | N-WGN | 2,146台 | 1,149台 | 75.7% |
| 15 | ホンダ | N-ONE | 2,018台 | 1,440台 | 46.5% |
ベスト15の全車が、前月(8月)の台数を上回った。前月比が最も大きいのはミラの206.3%で、デイズ(197.5%)、ムーヴ(193.9%)、デリカミニ/eK(191.5%)が続く。N-BOXの前月比は137.3%だ。
ベスト15をメーカー別に数えると、スズキが5車(スペーシア、ハスラー、ワゴンR、アルト、ジムニー)、ダイハツが4車(タント、ムーヴ、ミラ、タフト)、ホンダが3車(N-BOX、N-WGN、N-ONE)、日産が2車(ルークス、デイズ)、三菱が1車(デリカミニ/eK)だ。マツダとスバルの車は、ベスト15に入っていない。

タントとムーヴは39台差、ルークスは前年の2倍を超えた
3位のタントは12,158台、4位のムーヴは12,119台で、差は39台だ。前年同月と比べると、タントは106.1%、ムーヴは89.7%だった。
前年同月比で最も伸びたのは、5位の日産「ルークス」の214.2%だ。台数は10,332台で、前年9月の4,824台から2倍を超えた。1月からの累計も76,674台で、前年累計比は149.0%になっている。デリカミニ/eKも前年同月比が149.5%と大きい。
逆に、前年同月比が低いのは、N-ONEの46.5%、ジムニーの53.0%、N-WGNの75.7%、ワゴンRの78.7%などだ。ジムニーは1月からの累計も23,185台で、前年累計比は60.1%と低い。
1〜9月の累計はN-BOXが157,947台で、スペーシアとの差は33,123台
| 通称名 | 1〜9月累計 | 前年累計比 |
|---|---|---|
| N-BOX | 157,947台 | 100.7% |
| スペーシア | 124,824台 | 98.4% |
| タント | 91,484台 | 99.9% |
| ムーヴ | 89,765台 | 103.8% |
| ルークス | 76,674台 | 149.0% |
| ハスラー | 68,503台 | 100.7% |
累計でも、N-BOXが1位、スペーシアが2位、タントが3位だ。タントとムーヴの累計の差は1,719台で、9月の差(39台)より大きい。

メーカー別はスズキが51,792台で首位、ダイハツが47,748台で続く
| メーカー | 9月の軽四輪(貨物含む) | 前年同月比 | 9月の占有率 | 1〜9月累計 | 前年累計比 |
|---|---|---|---|---|---|
| スズキ | 51,792台 | 95.1% | 32.0% | 416,878台 | 94.9% |
| ダイハツ | 47,748台 | 101.0% | 29.5% | 381,431台 | 102.2% |
| ホンダ | 25,505台 | 78.7% | 15.8% | 208,522台 | 96.9% |
| 日産 | 20,814台 | 136.1% | 12.9% | 144,462台 | 114.2% |
| 三菱 | 8,482台 | 144.6% | 5.2% | 57,166台 | 110.7% |
| マツダ | 3,487台 | 113.4% | 2.2% | 25,380台 | 96.2% |
| トヨタ | 2,115台 | 77.8% | 1.3% | 17,229台 | 98.5% |
| スバル | 1,383台 | 80.7% | 0.9% | 10,916台 | 92.8% |
| BYD | 442台 | (前年なし) | 0.3% | 648台 | (前年なし) |
合計は161,783台で、前年同月比は99.4%、1〜9月累計は1,262,765台(前年累計比100.1%)だ。スズキのシェアは、9月が32.0%、累計が33.0%になっている。
マツダとスバルの軽は、フレア・キャロル、ステラ・シフォン・プレオが並ぶ
9月のマツダは、フレアワゴンが1,483台、フレアクロスオーバーが629台、キャロルが433台、フレアが338台、スクラムワゴンが115台。スバルは、ステラが462台、シフォンが268台、プレオが158台だった。
9月10日に改良モデルが発表されたシフォンは、前月の237台から268台に増えている。ただし、この数字は発表直後の9月全体のもので、改良の効果かどうかは、全軽自協の表からは分からない。
軽EVはサクラが1,371台で最多、BYD「ラッコ」は442台
軽乗用の電気自動車では、日産「サクラ」が1,371台(前年同月比95.7%)で最も多い。三菱「eKクロス EV」は170台、BYDの「ラッコ」は442台だった。ラッコは前月が81台で、9月の台数は545.7%になった。
スズキは、同社初の軽乗用EV「e SKY」を11月16日に発売する。価格は、受注生産のAが212万円、Gが239万円、Xが279万円だ。
情報源
- 全国軽自動車協会連合会「2026年9月 軽四輪車 通称名別 新車販売速報」
- 同「2026年9月 軽四輪車 新車販売台数 速報」
- 画像: Oq10pass/TTTNIS/Wikimedia Commons/CC0

