テスラのFSDは日本でいつ使える?公式は「開発状況と規制当局の許認可しだい」

テスラのFSDは日本でいつ使える?公式は「開発状況と規制当局の許認可しだい」

テスラのFull Self-Driving(Supervised)、いわゆるFSDは、日本でいつ使えるようになるのか。2026年10月9日にテスラ公式サイトのModel Yの注文ページを開いて確かめたところ、書かれていたのは次の一文だった。

Full Self-Driving サブスクリプションの日本市場でのリリース時期は、今後の弊社開発状況と規制当局の許認可に左右されます

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Model Yの紹介ページ(tesla.com/ja_jp/modely、同日確認)にも、「Full Self-Driving (Supervised)は日本ではまだ利用できません。」と書かれている。つまり、日本での提供日は、公式にはまだ決まっていない。いま日本で買えるのは、ベーシック オートパイロット(標準)と、有料のエンハンスト オートパイロット(436,000円)だ。

この記事では、テスラ公式サイトとTesla Japanの発表に書かれていることだけを使って、日本で今できることと、まだ決まっていないことを分けて整理する。

右ハンドルの電気自動車の車内を運転席側から見た写真
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日本のFSD(Supervised)は、提供時期が公式に決まっていない

同じ内容は、Tesla Japanの2025年8月20日の発表にも書かれている。国内でのFSD(Supervised)のテスト走行を本格的に始めたと伝えるリリースの末尾に、「FSD (Supervised)の日本市場でのリリース時期は、今後の弊社開発状況及び規制当局の許認可に依存します」とある。約1年たった2026年10月9日の注文ページでも、言い方は変わっていない。

FSDの案内ページ(tesla.com/ja_jp/fsd)には、次の説明がある。

  • FSD(Supervised)は現在、北米、欧州、アジア太平洋地域の一部の市場で使える。今後のアップデートで他の地域にも広げる予定
  • すべての機能を使えるかどうかは、規制当局の承認やその他の要因で決まる。地域によっては、より長い時間がかかる場合がある
  • 特定の国では、ハンドルから手を放してFSD(Supervised)を使うことはできない。地域の規制に従う必要がある

案内ページの注には、使える国と地域の例として、米国、カナダ、中国、メキシコ、プエルトリコ、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、オランダ、リトアニア、エストニア、デンマーク、ベルギー、スロベニア、チェコ共和国、クロアチアが挙がっている。日本は、この例に挙がっていない。

「テスト走行」と「提供開始」は別のこと

ここは誤解しやすい。2025年8月の発表は、技術のテスト走行と学習を日本国内で本格的に始めた、というものだ。発表によると、テストの車両はAI4ハードウェアを積んだModel 3で、走行は試作車両で行っている。発表には「本テストは、FSD(Supervised)開発テストです」とも書かれている。販売中のお客様の車で、FSDが使えるようになった、という意味ではない。

日本で今買えるのは、ベーシックとエンハンスト オートパイロット

Model Yの注文ページ(2026年10月9日確認)に出ているオートパイロットのパッケージは2つだ。

パッケージ 価格 注文ページの説明
ベーシック オートパイロット 標準 オートステアリングとトラフィックアウェア クルーズコントロールを含む
エンハンスト オートパイロット 436,000円 ベーシックに加えて、高速道路の乗り降り、車線変更、追い越しなどの運転支援機能。さらに、ダムサモン、アクチュアリー スマートサモン、オートパーキングを含む

注文ページには、次の注意も書かれている。「現在ご利用いただける機能はドライバー自身が監視する必要や責任があり、車両を自律的に動かすものではありません」。一部の機能は方向指示器が必要で、使える範囲も限られる。

Model Yの価格は、同じ注文ページでPremium RWDが5,587,000円、Premium ロングレンジAWDが6,476,000円、Model Y L Premium AWDが7,490,000円と表示されていた(2026年10月9日確認)。エンハンスト オートパイロットの436,000円は、この車両価格とは別だ。ほかのモデルでの価格は、それぞれの注文ページで確かめてほしい。

エンハンスト オートパイロットを買うと、FSDが使えるようになるとは書かれていない

注文ページは、エンハンスト オートパイロットと、Full Self-Driving サブスクリプションを別の項目として書いている。436,000円を払えば、将来のFSDが付いてくるとは、注文ページにも発表にも書かれていない。FSDの日本での名称・料金・条件は、公式に発表されていない。FSDを期待して、今のパッケージを買うかどうかは、この点を踏まえて決めたい。

FSD(Supervised)は、ドライバーの常時監視が前提の運転支援

Tesla Japanの2025年8月の発表は、FSD(Supervised)を「スーパーバイズド(監視義務付き)運転支援システム」と説明している。ドライバーの常時監視が前提で、注意力はステアリングホイールへのトルクや、車内カメラによる顔認識で見る、と書かれている。

機能として挙げられているのは、駐車場から駐車場までの走行、市街地走行(信号・標識の認識、車線変更、交差点の通過、歩行者や自転車への対応)、アクチュアリー スマートサモン(最大約85メートル)、緊急ブレーキなどの安全機能だ。これらは米国などでの機能の説明で、日本の道路でそのまま使えるようになる、という意味ではない。日本の法律や道路に合わせた内容は、まだ発表されていない。

同じ車のステアリングとタッチスクリーンの写真
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買う前に確かめること

  • FSDを理由に買わない: 提供時期も料金も決まっていないので、いま使える機能(ベーシック/エンハンスト)で価値を判断する
  • エンハンスト オートパイロットの内容: 注文ページで、含まれる機能と、使える条件(監視・方向指示器など)を読む
  • 最新の知らせを受け取る: FSDの案内ページには「最新情報を受け取る」の申し込みがある。日本での提供が決まれば、案内を受け取れる
  • 価格と補助金: テスラの価格と国のCEV補助金は、当サイトのテスラの価格一覧で整理している。補助金の最終期限はCEV補助金の最終期限の記事にまとめた
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情報源

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画像: テスラ Model 3(2023年、日本の店舗で撮影)、撮影 Kazyakuruma、CC0(Wikimedia Commons)

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