アルファードに必要な年収は?維持費を税金・自賠責・燃料代から自分で計算する

アルファードに必要な年収は?維持費を税金・自賠責・燃料代から自分で計算する

アルファードを買うのに「年収○○万円以上」という決まった基準はない。同じ年収でも、住む場所の駐車場代や走る距離、家族の人数、ほかの支払いで、車に回せるお金は変わるからだ。

代わりにできるのは、1年にかかる費用を自分で足し上げることだ。自動車税は年43,500円、重量税は現行型なら車検ごとに0円〜41,000円、自賠責は2026年11月1日以降に始まる24か月契約で18,560円になる。

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燃料代は、走る距離とWLTC燃費とガソリン価格で出せる。残る任意保険・駐車場・整備は自分の見積もりで埋める。

目次

アルファードを買う人の「年収の目安」には根拠がない

ネットでは「アルファードに乗るには年収○○万円」といった数字を見かけるが、メーカーや国が出した数字ではない。オーナーの年収を調べた公的な統計も、今回確かめた資料の中には無かった。

新車価格は559万9,000円から1,069万9,700円(2026年10月1日時点)

トヨタ公式サイトの価格は次のとおり(メーカー希望小売価格・税込、2026年10月1日確認)。北海道・沖縄地区は価格が異なる。

グレード パワートレーン・乗車定員 価格(税込)
Z ガソリン・7人乗り 5,599,000円〜5,797,000円
G ハイブリッド・7人乗り/8人乗り 5,599,000円〜5,819,000円
Z ハイブリッド・7人乗り 6,399,800円〜6,619,800円
Z プラグインハイブリッド・6人乗り 7,649,400円
Executive Lounge ハイブリッド・7人乗り 8,649,300円〜8,869,300円
Executive Lounge プラグインハイブリッド・6人乗り 10,699,700円

トヨタは、保険料・税金(消費税を除く)・登録料などの諸費用は別にかかると書いている。なお、購入時にかかっていた環境性能割は2026年3月31日で廃止され、4月1日以降の登録には課税されない。

購入だけでなく、月々定額で新車に乗るカーリースという選び方もあります。月々定額のカーリース【オリコで乗ーる(おりこでのーる)】は、国産車・輸入車の約300車種から選べます。

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自動車税は年43,500円、プラグインハイブリッドは翌年度が軽くなる

アルファードの総排気量は、ハイブリッドとプラグインハイブリッドが2.487L、ガソリン車が2.493Lだ(トヨタ主要諸元表)。どれも「2リットル超〜2.5リットル以下」に入る。2019年10月1日以降に初めて登録した自家用乗用車なら、自動車税は年43,500円になる。

自動車税は、4月1日時点で車検証に所有者として載っている人にかかる。割賦(ローン)で売主が所有権を持っている場合は、車検証の使用者にかかる。なお、2026年4月1日から「自動車税種別割」は「自動車税」という名前に変わっている。

条件 自動車税(年額)
2019年10月1日以降に初回新規登録(ガソリン・ハイブリッド) 43,500円
プラグインハイブリッドの新車・登録の翌年度分(グリーン化特例) 概ね75%軽減。トヨタの試算では約11,000円
東京都のプラグインハイブリッド(ZEV導入促進税制、都独自) 登録した年度の月割分と翌年度から5年度分が課税免除
ガソリン車で初回新規登録から13年を超えたもの 概ね15%重く課税(ハイブリッドは対象外)

自動車税の扱いは都道府県で異なる部分があるので、住んでいる都道府県の案内で確かめたい。

重量税は車検ごとに2年分、現行型は0円〜41,000円

重量税は車両重量で決まる。アルファードの車両重量は2,060kg(ガソリン車2WD)から2,470kg(プラグインハイブリッド Executive Lounge)で、どのグレードも「2トン超〜2.5トン以下」の区分に入る。国土交通省の税額表(2026年5月1日から)では、車検(継続検査)のときの2年分は次のとおりだ。

区分(2年自家用・2.5トン以下) 重量税 1年あたり
エコカー(免税) 0円 0円
エコカー(本則税率) 25,000円 12,500円
エコカー外 41,000円 20,500円
エコカー外・13年経過 57,000円 28,500円
エコカー外・18年経過 63,000円 31,500円

新車で買う場合、トヨタの減税ページでは、ハイブリッドのGとExecutive Lounge、プラグインハイブリッドの2グレードのエコカー減税が約37,500円(新車時の重量税が0円)、ハイブリッドのZが約28,200円だ。ガソリン車のZは対象外で、国土交通省の自動車燃費一覧では2030年度燃費基準の達成率が57〜60%と80%に届かず、車検ごとにエコカー外の41,000円になる。

トヨタは、初回の継続車検でも100%減税になるのはプラグインハイブリッドなどと、2030年度燃費基準125%以上の達成車だと案内している。アルファードのハイブリッドは同じ燃費一覧で達成率が100〜111%で、これに当たらない。GやExecutive Loungeも初回の継続車検からは本則税率の25,000円(2年分)になる。初回の継続車検も0円なのはプラグインハイブリッドだけだ。

今乗っている車の次の車検の重量税は、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」で調べられる。

自賠責は24か月18,560円、11月1日の契約から上がる

自賠責保険は、加入していないと車検を受けられない強制保険だ。保険料は契約者の年齢や事故歴に関係なく、車の種類ごとに一律で決まっている。

損害保険料率算出機構によると、自家用乗用自動車の24か月契約(離島・沖縄県を除く)は、2026年11月1日以降に保険期間が始まる契約から17,650円が18,560円になる。910円、5.2%の引上げだ。1年あたりにすると9,280円になる。値上げの中身は自賠責保険料の11月値上げの記事にまとめている。

自賠責の対象は人身事故の相手への賠償だけで、物損は補償されない。任意保険は別に入る。

燃料代は「走る距離÷WLTC燃費×ガソリン価格」で出す

アルファードの燃料はどのグレードも無鉛レギュラーガソリンだ。トヨタ主要諸元表のWLTCモード燃費は次のとおり。

グレード WLTC燃費(2WD) WLTC燃費(E-Four・4WD)
Z ガソリン・7人乗り 10.9km/L 10.4km/L
G ハイブリッド・7人乗り/8人乗り 18.8km/L/18.9km/L 17.8km/L
Z ハイブリッド・7人乗り 18.0km/L 17.4km/L
Executive Lounge ハイブリッド・7人乗り 17.5km/L 16.8km/L

資源エネルギー庁の石油製品価格調査では、2026年9月28日時点のレギュラーガソリンの全国平均は1Lあたり170円だった。仮に年10,000km走るとして計算すると、次のようになる。

例(年10,000km・170円/L) 計算 1年の燃料代
Z ガソリン・2WD 10,000÷10.9×170 約15.6万円
Z ハイブリッド・2WD 10,000÷18.0×170 約9.4万円
G ハイブリッド・7人乗り・2WD 10,000÷18.8×170 約9.0万円

自分の走行距離と、近所のスタンドの価格に置き換えて計算してほしい。トヨタは燃費について次のように注意している。

お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて大きく異なります。

プラグインハイブリッドは充電した電気で走る分があるので、この式だけでは燃料代が出ず、電気代も要る。

高速道路を走りながらハンドルを握る両手の手元
イメージ画像です。

1年分を足して、毎月いくら残るかで年収と比べる

任意保険・駐車場・点検整備は、住む場所と契約内容で大きく違うので、見積もりを取って埋める。

項目 金額の決まり方 1年分の出し方
自動車税 排気量(2.5L以下) 43,500円
重量税 車両重量と区分 2年分÷2(現行型は0円〜20,500円)
自賠責 車種ごとに一律 24か月18,560円÷2=9,280円
燃料代 距離・燃費・価格 走行距離÷WLTC燃費×単価
任意保険 年齢・等級・補償 保険会社の見積もり
駐車場 地域・契約 月額×12
点検・整備・タイヤ 販売店・整備工場 見積もり(車検の年は2年分を2で割る)

例として、2WDのGハイブリッド・7人乗りを新車で買い、年10,000km走る場合を足してみる。最初の車検までは重量税が0円で、自動車税43,500円、自賠責9,280円、燃料代約9.0万円の年約14.3万円だ。初回の継続車検からは重量税が年12,500円加わり、年約15.6万円になる。ガソリン車のZ(2WD)は重量税が年20,500円で、同じ条件なら年約22.9万円。これに任意保険・駐車場・整備を足す。

電卓を打ちながら、棒グラフの書類に書き込んで車の費用を計算する手元
イメージ画像です。

出た額を12で割り、毎月の手取りから今の生活費を引いた残りと比べる。収まらなければ、グレードや買う時期を見直す合図だ。自動車税の5月や車検の月のように、まとめて出ていく月もあるので、1年分を積み立てておくと慌てずにすむ。

ローンで買うなら、月々の返済も車の費用に入る。手元の資金と月々の残りで払える範囲を先に決め、その中で選ぶ。すでにローンが苦しい場合はアルファードのローンが苦しいときの記事に手順をまとめている。

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乗り換えなら、今の車がいくらになるかも計算に入れる

今の車を下取りや売却に出すなら、その金額を頭金や諸費用に回せる。逆に、ローンが残っていて売値で返しきれなければ、差額が新しい出費になる。

手放す時期を考えるなら、まず今いくらになるかを知っておくのが近道です。ユーカーパックのようなオークション形式の買取なら、1回の査定で最大8,000店が金額を出します。

下取り額は販売店の見積もりに入れてもらい、買取店の査定額と並べて比べるとよい。

維持費・燃費の記事は維持費・燃費にまとめている。

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