米国で生産されている今のカムリは、日本でも発売される予定だ。トヨタは2025年12月19日、米国で生産するカムリ、ハイランダー、タンドラの3車種について「2026年から順次、日本市場への導入を目指します」と発表した。
ただし、日本での正式な発売日と価格はまだ発表されていない。共同通信などは2026年6月5日に「今秋にも」発売すると報じたが、トヨタのニュースリリースでの発表ではない。2026年4月2日にタンドラとハイランダーが先に発売されたとき、トヨタはカムリについて「準備が整い次第、販売を開始する予定です」としている。2026年9月28日時点で、toyota.jpにカムリの新しい車種ページはない。
この記事は以前「日本では発売予定がない」と書いていたが、トヨタの発表で事実と違うことになったため、公式発表で確かめられることだけに書き直した。
トヨタは米国生産のカムリを日本に再び導入すると発表した
2025年12月19日のトヨタのニュースリリース「米国生産トヨタ車の26年からの日本導入を検討」は、次のように始まる。
トヨタ自動車株式会社は、米国で生産するカムリ(Camry)、ハイランダー(Highlander)、タンドラ(Tundra)の3車種について、2026年から順次、日本市場への導入を目指します。
カムリについては、日本でいったん販売を終えた車であることにも触れている。
この2車種は日本市場において、それぞれ2023年、2007年に販売を終了しておりましたが、今回再び導入することにいたしました。
「この2車種」はカムリとハイランダーのことで、カムリが2023年、ハイランダー(日本での車名はクルーガー)が2007年だ。リリースの「対象モデルと現在の米国での生産拠点」の表では、カムリの生産拠点は「TMMKケンタッキー工場」とされている。導入には「日米交渉を受け国交省が検討している新制度も活用し」とある。
発売日も価格も、まだ発表されていない
2025年12月の発表の見出しは「日本導入を検討」で、本文の結びも「日本のお客様に26年から順次お届けするべく、引き続き検討を進めてまいります」だ。この時点で決まっていたのは、2026年から順次の導入を目指すという方針までになる。
その後、2026年4月2日のリリース「米国生産のタンドラ、ハイランダーを発売」で、3車種のうち2車種が先に発売された。カムリについては次の1文だけだ。
なお、あわせて導入の検討を進めているカムリについては準備が整い次第、販売を開始する予定です。
2026年9月28日時点で、日本での発売日、価格、グレードの構成を示したトヨタのニュースリリースは見つからなかった。toyota.jp/camry/ は開けない状態(404)で、車種別の工場出荷時期目処の表(2026年9月18日更新)にもカムリの行はない。
報道では、発売の時期に触れたものがある。共同通信は2026年6月5日、「トヨタ自動車は5日、日本へ「逆輸入」した米国生産のセダン「カムリ」を今秋にも全国発売すると明らかにした。」と報じた。富士スピードウェイでのイベントで説明されたもので、記事は「年間1万台の販売目標を掲げる」とも伝えている。日本経済新聞も同じ日に、今秋から全国の販売店で発売し、6月末までに国の認証を得る計画だと報じた。
ただし、これらは報道で、トヨタのニュースリリースで発売日が発表されたわけではない。「今秋にも」は時期の見通しで、正式な発売日と価格は2026年9月28日時点で未発表だ。ネット上には具体的な発売日や価格を書いた記事もあるが、トヨタの発表でも上の報道でもないので、この記事では扱わない。
「日本では発売予定がない」はもう正しくない
2023年に国内の販売が終わったあと、「新型カムリは日本では売られない」という説明が広まった。この記事の以前の版もそう書いていた。しかし、2025年12月の発表で、トヨタは米国生産のカムリを日本に導入する方針をはっきり示している。
一方で、「もう発売された」「いつ発売と決まった」という話も、今のところ公式には確かめられない。ニュースリリースで言えるのは「導入の予定はあるが、発売日と価格は未発表」ということだ。
先に日本に来たタンドラとハイランダーは「新制度」で導入された
2026年4月2日のリリースによると、タンドラとハイランダーは2月16日に施行された新制度を使って導入された。制度の説明は次のとおりだ。
本制度は、米国で製造され、米国の安全性に適合する車両について、日本国内で追加の試験を行わずに販売できる仕組みです。
2車種は「トヨタモビリティ東京(株)を通じて4月2日に発売しました」とされ、全国での発売は「今夏以降を予定しています」とある(4月2日時点の予定。9月28日時点のtoyota.jpのタンドラのページも同じ表記)。カムリについては、4月2日のリリースには「準備が整い次第、販売を開始する予定」とあるだけで、この制度を使うかどうかや扱う販売店は書かれていない。
先代カムリは2023年まで国内で売られていた
日本で最後に売られていたのは先代(toyota.jpの旧車情報では「2017年モデル」)のカムリだ。2023年当時、toyota.jpのカムリのページには「23年12月下旬をもって生産終了いたします。」と掲示されていた(インターネットアーカイブの保存版で確認)。今のtoyota.jpでは、カムリは「2014年以降に販売を終了したクルマの情報」を載せる旧車情報に移り、最後のカタログは「2022年8月」のものだ。
先代カムリを買う前の注意点はカムリで後悔しないためのポイントをまとめた記事で扱っている。2026年9月28日時点では、日本でカムリを新車で買う方法はトヨタから案内されていない。
待つか、今の車をどうするかは発表を見てから決める
発売日が発表されていない以上、今の車を早めに手放す理由はない。発売の発表はトヨタのニュースリリースで確かめられる。発表が出てから、販売店で見積もりと納期を聞けばよい。
今の車の値段だけ先に知っておきたい場合は、下取りだけでなく買取の相場も見ておくと比べやすい。
MOTA車買取査定
一括査定サービス- 複数の買取業者へまとめて査定依頼ができる一括査定サービス
- 大手から地域密着の買取店まで幅広く比較できる
- 入力フォームからの申し込みで、電話が苦手な人にも配慮された案内がある
ナビクル
かんたん一括査定- 入力した車の情報をもとに、最適な買取業者とマッチングする仕組み
- 複数社からの電話ラッシュを抑えたい人向けの案内がある
- スマホから数分で申し込みが完了する手軽さが特徴
スバット車買取比較
一括査定サービス- 老舗の一括査定サービスの一つで、運営実績が長い
- 提携する買取業者へまとめて査定依頼を出せる
- 相場感を把握するための比較用として利用しやすい
今の車の相場は下取り以外でも確かめておく
発売の発表を待つあいだにできるのは、今の車の値段を知っておくことだ。
ディーラーの下取り額だけで決めず、ほかの売り先の相場も見ておくと交渉の材料になります。1回の査定で最大8,000店が金額を出すオークション形式のユーカーパック
なら、今の価格を確かめやすいです。
ほかの車の買い方や選び方は購入ガイド・選び方のカテゴリにまとめている。
情報源
- トヨタ自動車「米国生産トヨタ車の26年からの日本導入を検討」(2025年12月19日)
- トヨタ自動車「米国生産のタンドラ、ハイランダーを発売」(2026年4月2日)
- 共同通信「米生産の「カムリ」、秋にも発売」(2026年6月5日、OANDA Lab-educationの共同通信ニュース配信で確認)
- 日本経済新聞「トヨタ、「逆輸入」カムリを26年秋発売 6月末に認証で年1万台目標」(2026年6月5日、無料で読めるリード部分で確認)
- トヨタ自動車 toyota.jp「旧車情報 カムリ」(2026年9月28日確認)
- Internet Archive(Wayback Machine)に保存された toyota.jp「カムリ」(2023年4月22日保存)
- トヨタ自動車「工場出荷時期・納車時期の目処について」(2026年9月18日更新)

