ボルボオーナーの年収は?基準はなく価格・ローン・維持費から計算する

ボルボに乗るには年収いくら?基準はなく価格・ローン・維持費から計算する

ボルボに乗るための年収に、「年収○○万円以上」という決まった基準はない。同じ年収でも、手取りの額、駐車場代、家族の人数、ほかの支払いによって、車に回せるお金は変わるからだ。

代わりにできるのは、車にかかるお金を月額に直して、自分の手取りと比べることだ。ボルボ・カー・ジャパンの価格表では、電気自動車のEX30 Plus P5 Electricが4,790,000円、XC60 Plus B5 AWDが7,990,000円、XC90 Plus B5 AWDが10,190,000円(メーカー希望小売価格・消費税込み)。この3台で、ローンの月々の支払いと、税金・自賠責・電気代/燃料代を計算した。

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任意保険・駐車場・点検整備は人によって大きく違うので、金額は書かず、見積もりで埋める欄として残している。

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「ボルボは年収○○万円から」を裏づける公的な統計は見当たらない

「年収○○万円以上が目安」といった数字はメーカーや国が出したものではない。日本自動車輸入組合(JAIA)の登録台数データも、ブランド別・都道府県別の台数で、買った人の年収は載っていない。

当サイトのこの記事にも以前、オーナーの年収の幅や、年収別のおすすめモデルを載せていた。出典を確かめられなかったため、全部消した。以下は、ボルボと国・自治体の資料で確かめられる金額だけを使った計算だ。

価格は3台で約2.1倍、EX30は電気、XC60・XC90はハイオク

価格帯と動力の違う3台を例にした。数字はボルボ・カー・ジャパンの2027年モデルの諸元&価格表による(EX30は2026年第29週生産分以降の版)。

モデル メーカー希望小売価格 動力 総排気量 車両重量 WLTCモード
EX30 Plus P5 Electric 4,790,000円 電気自動車 – 1,770kg 交流電力量消費率150Wh/km
XC60 Plus B5 AWD 7,990,000円 マイルドハイブリッド(無鉛プレミアム) 1,968cc 1,880kg 燃料消費率12.8km/ℓ
XC90 Plus B5 AWD 10,190,000円 マイルドハイブリッド(無鉛プレミアム) 1,968cc 2,110kg 燃料消費率12.0km/ℓ

価格表によると、メーカー希望小売価格にはメーカーオプション、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用、付属品は含まれず、リサイクル料金(この3台は20,750円〜23,550円)も別にかかる。なお、買うときにかかっていた環境性能割は2026年3月31日で廃止された。

まとまった購入資金を用意せずに乗る方法として、カーリースを比べる人も増えています。国産車・輸入車の約300車種を月々定額で選べる月々定額のカーリース【オリコで乗ーる(おりこでのーる)】のようなサービスもあります。

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ローンの月々は、借入額×月利の式で自分で出せる

ローンを組む場合の月々の額は、元利均等返済の式で計算できる。

月々の返済額=借入額×r×(1+r)n÷((1+r)n−1) (r=年利÷12、n=返済回数)

ここでは、頭金100万円、年利3.0%、60回(5年)、ボーナス払いなし・残価の据え置きなしとして計算した。年3.0%は計算のために置いた仮の数字で、特定の金融機関の金利ではない。諸費用やオプションは、借りずに別に払う前提だ。

例(頭金100万円・年3.0%・60回) 借入額 月々の返済 利息の合計
EX30 Plus P5 Electric 3,790,000円 約68,100円 約29.6万円
XC60 Plus B5 AWD 6,990,000円 約125,600円 約54.6万円
XC90 Plus B5 AWD 9,190,000円 約165,100円 約71.8万円

借りれば、利息のぶん払う総額は増える。見積もりの金利・回数・頭金を同じ式に入れ、月々の額だけでなく総支払額も見てほしい。

電気自動車の自動車税は排気量でなく「1リットル以下」と同じ25,000円

自動車税は総排気量で決まる。2019年10月1日以降に初めて登録した自家用乗用車なら、2リットル以下のXC60・XC90は年36,000円だ。エンジンのないEX30は、東京都主税局の税率表で「電気自動車」として「1リットル以下」と同じ年25,000円になる。4月1日時点の車検証の所有者(ローンで売主が所有権を持っている場合は使用者)にかかる。

電気自動車には軽減もある。グリーン化特例で、初めて登録した年度の翌年度分が概ね75%軽減される。総務省の令和8年度税制改正の大綱は、電気自動車などのこの軽減の期限を2年延ばすとしている。東京都ではさらに都独自の「ZEV導入促進税制」で、登録した年度の月割分と翌年度から5年度分が課税免除になる。都道府県で違うので、下の計算は軽減前の25,000円で入れている。

重量税はEX30が5年間0円、XC60・XC90はエコカー減税なし

重量税は車両重量と燃費で決まる。国土交通省のエコカー減税の概要では、2026年5月1日から2027年4月30日に新車登録する電気自動車は免税で、初回の継続車検も免税になる(車検証の有効期限が切れる日から15日を過ぎる日までに車検を受けた場合)。新車登録時の3年と初回車検の2年、合わせて5年は0円だ。

XC60・XC90のマイルドハイブリッドはガソリン車の扱いだ。国交省の自動車燃費一覧(令和8年3月版)では、この2台の2030年度燃費基準の達成率はXC60 B5 AWD(1,880kg)が63%、XC90 B5 AWD(2,110kg)が67%。80%に届かないので、エコカー減税は使えず、新車登録時も車検ごとも「エコカー外」の額になる。

車両重量の区分(自家用) 新車登録時(3年分) 継続車検(2年分) 1年あたり
2トン以下(XC60) 49,200円 32,800円 16,400円
2.5トン以下(XC90) 61,500円 41,000円 20,500円
EX30(電気自動車) 免税 初回は免税 最初の5年は0円

継続車検の額は2026年5月からの税額表によるもので、税制が変われば変わる。実際の額は見積もりや、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」で確かめたい。

自賠責は24か月18,560円、電気代とハイオク代は走る距離で決まる

自賠責保険は、入っていないと車検を受けられない強制保険だ。損害保険料率算出機構によると、自家用乗用自動車の24か月契約(離島・沖縄県を除く)は、2026年11月1日以降に始まる契約から18,560円になる。1年あたり9,280円だ。値上げの中身は自賠責保険料の11月値上げの記事にまとめている。

EX30は電気代で考える。年10,000km走るとして、交流電力量消費率150Wh/kmなら1,500kWh。全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電力料金の目安単価31円/kWh(税込)で計算すると、年46,500円になる。実際は電気の契約や、外の急速充電器の料金で変わる。

交流電力量消費率および一充電走行距離は、定められた試験条件での値(国土交通省審査値)です。

XC60・XC90の使用燃料は「無鉛プレミアム」(ハイオク)だ。資源エネルギー庁の調査では、2026年9月28日時点のハイオクの全国平均は1Lあたり181円。「距離÷WLTC燃費×単価」で計算すると、XC60は10,000÷12.8×181で約14.1万円、XC90は約15.1万円になる。実際の電費・燃費は、気象や渋滞、運転の仕方で変わる。

自宅のカーポートで、壁の充電器から電気自動車に充電ケーブルをつないでいる様子
イメージ画像です。

年収の考え方は「月々の合計が手取りの残りに収まるか」

税金・自賠責・電気代/燃料代を月にならし、ローンの月々を足すと次のようになる。

月額の目安 EX30 XC60 XC90
ローン(上の前提) 68,101円 125,601円 165,132円
税金・自賠責・電気代/燃料代(年額÷12) 6,732円 16,924円 18,051円
小計 74,833円 142,525円 183,183円
任意保険・駐車場・点検整備・タイヤ 見積もりで足す

年額の内訳は、EX30が自動車税25,000円+重量税0円+自賠責9,280円+電気代46,500円=80,780円、XC60が36,000円+16,400円+9,280円+141,406円=203,086円、XC90が36,000円+20,500円+9,280円+150,833円=216,613円。自宅に充電設備を付けるなら、その工事費も見積もりに入れておきたい。

机の上に広げた書類と電卓・ペンで、車の費用を計算するイメージ
イメージ画像です。

比べる相手は年収ではなく、毎月の手取り(給与明細の差引支給額)だ。手取りから家賃・食費・保険・貯金など今の支出を引き、その残りに小計と見積もりの額が収まるかを見る。収まらなければ、モデルや頭金を見直す合図だ。自動車税の5月や車検の月の出費も、月々積み立てておくと慌てずにすむ。

月々の額を下げるために借入額や回数を増やすと、利息の総額は増える。払える範囲を先に決め、その中で選ぶほうが確実だ。同じ手順のアウディに乗る人の年収の記事も比べる材料になる。

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乗り換えなら、今の車の査定額も計算に入れる

今の車を下取りや売却に出すなら、その金額を頭金に回せる。頭金が増えれば、月々の返済と利息の両方が下がる。逆に、前の車のローンが残っていて売値で返しきれなければ、差額が新しい出費になる。

輸入車は、国産車を中心に扱う店より、輸入車に慣れた店のほうが評価してもらいやすいことがあります。売却を考えるなら、輸入車専門で全国対応の輸入車買取センターでも査定額を確かめてみてください。

下取り額は販売店の見積もりに入れてもらい、買取店の査定額と並べて比べるとよい。乗り換えの時期はXC60の納期の記事も見て決めたい。リコールが気になるならXC60のリコールを型式別に整理した記事も参考にしてほしい。

維持費・燃費の記事は維持費・燃費にまとめている。

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