アウディに乗る人の年収は?基準はなく価格・ローン・維持費から計算する

アウディに乗っている人の年収に、「年収○○万円以上」という決まった基準はない。同じ年収でも、手取りの額、住む場所の駐車場代、家族の人数、ほかの支払いで、車に回せるお金は変わるからだ。

代わりにできるのは、車にかかるお金を月額に直して、自分の手取りと比べることだ。アウディジャパンの価格表では、A3 Sportback 30 TFSI advancedが4,150,000円、Q3 TFSI 110kW advancedが5,500,000円、Q5 TFSI quattro 150kW advancedが7,870,000円(メーカー希望小売価格・消費税込み)。この3台で、ローンの月々の支払いと、税金・自賠責・燃料代を計算した。

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任意保険・駐車場・点検整備は人によって大きく違うので、金額は書かず、見積もりで埋める欄として残している。

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「アウディは年収○○万円から」を裏づける公的な統計は見当たらない

ネットでは「年収○○万円以上が必要」といった目安を見かけるが、メーカーや国が出した数字ではない。輸入車の登録台数を公表している日本自動車輸入組合(JAIA)のデータも、ブランド別・都道府県別の台数で、買った人の年収は載っていない。

当サイトのこの記事にも以前、オーナーの年収の幅や割合の表を載せていた。出典を確かめられなかったため、全部消した。年収の数字だけで決めると、税金や車検の月にまとめて出ていくお金や、ローンの利息を見落としやすい。以下は、アウディと国の資料で確かめられる金額だけを使った計算だ。

価格は3台で約1.9倍違い、どれもハイオク指定

価格帯の違う3台を例にした。数字はアウディジャパンの価格表と、各モデルのプロダクトインフォメーション(主要諸元)による。

モデル メーカー希望小売価格 総排気量 車両重量 WLTCモード燃費 使用燃料
A3 Sportback 30 TFSI advanced 4,150,000円 1,497cc 1,360kg 17.9km/ℓ 無鉛プレミアム
Q3 TFSI 110kW advanced 5,500,000円 1,497cc 1,610kg 15.6km/ℓ 無鉛プレミアム
Q5 TFSI quattro 150kW advanced 7,870,000円 1,984cc 1,980kg 13.5km/ℓ 無鉛プレミアム

アウディジャパンは、この価格を参考価格としている。販売価格は正規ディーラーが決め、付属品・保険料・税金(消費税を除く)・登録の諸費用は含まれず、リサイクル料金(この3台は13,870円〜15,730円)も別にかかる。なお、買うときにかかっていた環境性能割は2026年3月31日で廃止された。ほかのモデルも含めた価格の幅はアウディに乗る人の特徴を公式の数字で確かめた記事にまとめている。

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ローンの月々は、借入額×月利の式で自分で出せる

ローンを組む場合の月々の額は、元利均等返済の式で計算できる。

月々の返済額=借入額×r×(1+r)n÷((1+r)n−1) (r=年利÷12、n=返済回数)

ここでは、頭金100万円、年利3.0%、60回(5年)、ボーナス払いなし・残価の据え置きなしとして計算した。年3.0%は計算のために置いた仮の数字で、特定の金融機関の金利ではない。諸費用やオプションは、借りずに別に払う前提だ。

例(頭金100万円・年3.0%・60回) 借入額 月々の返済 利息の合計
A3 Sportback 30 TFSI advanced 3,150,000円 約56,600円 約24.6万円
Q3 TFSI 110kW advanced 4,500,000円 約80,900円 約35.2万円
Q5 TFSI quattro 150kW advanced 6,870,000円 約123,400円 約53.7万円

借りれば、利息のぶん払う総額は増える。金利・回数・頭金を変えると月々の額も変わるので、見積もりの数字を同じ式に入れ、月々の額だけでなく総支払額も見てほしい。

自動車税は年30,500円か36,000円、重量税はエコカー減税なしで計算

自動車税は総排気量で決まる。2019年10月1日以降に初めて登録した自家用乗用車なら、1.5リットル以下のA3・Q3は年30,500円、2リットル以下のQ5は年36,000円だ(東京都主税局の税率表)。4月1日時点の車検証の所有者(ローンで売主が所有権を持っている場合は使用者)にかかる。

重量税は車両重量と燃費で決まる。国土交通省の自動車燃費一覧(令和8年3月版)では、A3 Sportback 30 TFSIの2030年度燃費基準の達成率は71〜72%。80%に届かないので、エコカー減税は使えず、新車登録時も車検ごとも「エコカー外」の額になる。

車両重量の区分(自家用) 新車登録時(3年分) 継続車検(2年分) 1年あたり
1.5トン以下(A3) 36,900円 24,600円 12,300円
2トン以下(Q3・Q5) 49,200円 32,800円 16,400円

今のQ3(3AA-FJ15)とQ5(3AA-GU20)の型式は、この燃費一覧にまだ載っていない。国の基準値の式で計算すると達成率は約68%・約70%で、Q5はアウディの諸元表でも達成レベルの欄が「-」なので、表ではエコカー外の額を使ったが、確定ではない。またQ5はパノラマサンルーフなどで車両重量が2トンを超えると、区分が「2.5トン以下」に上がる。継続車検の額は2026年5月からの税額表によるもので、車検を受けるときの税制で変わることがある。実際の額は見積もりや、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」で確かめたい。

自賠責は24か月18,560円、ハイオク代は年10万〜13万円台

自賠責保険は、入っていないと車検を受けられない強制保険だ。損害保険料率算出機構によると、自家用乗用自動車の24か月契約(離島・沖縄県を除く)は、2026年11月1日以降に始まる契約から18,560円になる。1年あたり9,280円だ。値上げの中身は自賠責保険料の11月値上げの記事にまとめている。

3台とも使用燃料は「無鉛プレミアム」(ハイオク)だ。資源エネルギー庁の調査では、2026年9月28日時点のハイオクの全国平均は1Lあたり181円。年10,000km走るとして「距離÷WLTC燃費×単価」で計算すると、A3は10,000÷17.9×181で約10.1万円、Q3は約11.6万円、Q5は約13.4万円になる。

実際の走行時には、使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります。

給油機のノズルを車の給油口に差し込んで給油している手元
イメージ画像です。

年収の考え方は「月々の合計が手取りの残りに収まるか」

ここまでの数字を足すと、税金・自賠責・燃料代だけで年約15.3万円(A3)、約17.2万円(Q3)、約19.6万円(Q5)。月にならし、ローンの月々を足すと次のようになる。

月額の目安 A3 Q3 Q5
ローン(上の前提) 56,601円 80,859円 123,445円
税金・自賠責・燃料代(年額÷12) 12,766円 14,350円 16,313円
小計 69,367円 95,209円 139,758円
任意保険・駐車場・点検整備・タイヤ 見積もりで足す
机の上に広げた書類と電卓・ペンで、車の費用を計算するイメージ
イメージ画像です。

比べる相手は年収ではなく、毎月の手取り(給与明細の差引支給額)だ。手取りから家賃・食費・保険・貯金など今の支出を引き、その残りに小計と見積もりの額が収まるかを見る。収まらなければ、モデルや頭金、買う時期を見直す合図になる。自動車税の5月や車検の月にはまとまった額が出ていくので、その分も月々積み立てておくと慌てずにすむ。

月々の額を下げるために借入額や回数を増やすと、利息の総額は増える。払える範囲を先に決め、その中で選ぶほうが確実だ。同じ手順で計算したアルファードに必要な年収の記事とハリアーに乗る人の年収の記事も、比べる材料になる。

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乗り換えなら、今の車の査定額も計算に入れる

今の車を下取りや売却に出すなら、その金額を頭金に回せる。頭金が増えれば借入額が減り、月々の返済と利息の両方が下がる。逆に、前の車のローンが残っていて売値で返しきれなければ、差額が新しい出費になる。

輸入車の売却では、下取りの提示額だけで決めず、輸入車を専門に扱う店の査定も取っておくと比べやすくなります。輸入車買取センターは輸入車専門・全国対応のネット査定です。

下取り額は販売店の見積もりに入れてもらい、買取店の査定額と並べて比べるとよい。ディーゼル車を考えているならアウディのディーゼル車の価格差とAdBlue補充の記事、故障が気になるならアウディのリコール記録を整理した記事も参考にしてほしい。

維持費・燃費の記事は維持費・燃費にまとめている。

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