中古アルファードの価格は下がった?【10月9日更新】公式の相場はなく新車価格と年式で見る

10月9日更新:トヨタの価格・グレードのページで、現行型の新車価格12タイプ(5,599,000円〜10,699,700円)を10月9日に確かめ直した。9月30日の記載から変わっていない。新車の工場出荷の目処は、トヨタ公式(10月9日更新)でガソリン車・ハイブリッド車が「2~3ヵ月程度」、PHEVが「4~5ヵ月程度」で、くわしくはアルファードの納期の記事にある。

中古アルファードの価格には、メーカーが出す公式の「相場」がない。トヨタが公表しているのは新車のメーカー希望小売価格で、中古車の価格は1台ごとに販売店が付ける。「下落中」「高騰している」といった話は、公式の資料では確かめられない。

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公式に確かめられるのは、現行型(2023年6月発売の4代目)の新車価格だ。2026年9月30日時点で、トヨタの価格・グレードのページに載る12タイプは5,599,000円から10,699,700円(税込)になっている。

同じ現行型でも、発売時期によって新車価格とグレードの構成が違う。以下、トヨタの公式資料で、中古車の価格を見る前に押さえておきたい数字と確かめ方をまとめる。

目次

中古アルファードに公式の相場はなく、価格は販売店が1台ごとに付ける

誤解されやすいのがここだ。新車の価格でさえ、トヨタは価格・グレードのページで次のように断っている。

メーカー希望小売価格(消費税込み)で参考価格です。価格は販売店が独自に定めていますので、詳しくは各販売店におたずねください。

中古車はさらに、年式・走行距離・装備・状態が1台ずつ違う。メーカーが「中古のアルファードはいくら」と決めた数字はなく、ある時期に上がった・下がったと言い切れる公式のデータもない。気になる車の価格は、その車の支払総額と、同じ年式の新車価格を並べて見るのが確実だ。

現行型の新車価格は5,599,000円から10,699,700円

トヨタの価格・グレードのページに載っている現行型の価格は次のとおりだ(2026年9月30日確認、メーカー希望小売価格・税込)。北海道・沖縄地区は価格が異なる。

グレード パワートレーン 乗車定員 価格(税込)
Executive Lounge プラグインハイブリッド(E-Four) 6名 10,699,700円
Executive Lounge ハイブリッド 7名 8,649,300円〜8,869,300円
Z プラグインハイブリッド(E-Four) 6名 7,649,400円
Z ハイブリッド 7名 6,399,800円〜6,619,800円
Z ガソリン 7名 5,599,000円〜5,797,000円
G ハイブリッド 7名・8名 5,599,000円〜5,819,000円

幅のある価格は、左が2WD、右がE-Four(ガソリン車は4WD)だ。Gは7人乗りと8人乗りが同じ価格になる。8人乗りと7人乗りの違いはアルファード8人乗りの記事で詳しく書いた。

このほか、トヨタ車体の特別架装車「Spacious Lounge」(4人乗り)がある。Executive Loungeをもとにした仕様で、2025年1月31日に発売された。トヨタ認定中古車の車種カタログでは、2026年6月発売モデルの価格はハイブリッドが12,769,900円、プラグインハイブリッドが14,850,000円だ。

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同じ現行型でも、発売時期で新車価格とグレードが違う

現行型は2023年6月に発売され、2025年1月と2026年6月に改良を受けた。トヨタ認定中古車の車種カタログでは、それぞれの「発売モデル」ごとに新車価格が残っている。

発売モデル ガソリン車 ハイブリッド車 プラグインハイブリッド車
2023年6月 Z 5,400,000円〜5,598,000円 Z・Executive Lounge 6,200,000円〜8,720,000円 設定なし
2025年1月 Z 5,550,000円〜5,748,000円 X(8名)・Z・Executive Lounge 5,100,000円〜8,820,000円 Executive Lounge 10,650,000円
2026年6月 Z 5,599,000円〜5,797,000円 G(7名・8名)・Z・Executive Lounge 5,599,000円〜8,869,300円 Z・Executive Lounge 7,649,400円〜10,699,700円

表は車種カタログに載る価格で、Spacious Loungeを除いている。プラグインハイブリッド車(6人乗り)は2025年1月31日に発売された。ハイブリッドの8人乗りは、2025年1月発売モデルでは「X」(5,100,000円〜5,320,000円)、2026年6月発売モデルでは「G」になっている。

同じZのガソリン車(2WD)でも、2023年6月発売モデルは5,400,000円、2026年6月発売モデルは5,599,000円で、新車時の価格が199,000円違う。選べたグレードも違う。中古車の価格を比べるときは、その車の発売モデルとグレードをそろえてから見たい。

中古車販売店の店頭で、並んだ大型ミニバンのプライスボードを見比べる人の後ろ姿
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世代は発売年と型式で見分ける

中古車で出回るアルファードは、世代によって型式が違う。トヨタ認定中古車の車種カタログとトヨタのニュースリリースで確かめられる販売期間と型式は次のとおりだ。

世代 販売期間(カタログの表記) 主な型式
4代目(現行型) 2023年6月〜販売中 ガソリン 3BA-AGH40W/AGH45W、ハイブリッド 6AA-AAHH40W/AAHH45W、プラグインハイブリッド 6LA-AAHP45W
3代目 2015年1月〜2023年6月 ガソリン DBA-/3BA-AGH30W・AGH35W、DBA-/3BA-GGH30W・GGH35W、ハイブリッド DAA-/6AA-AYH30W
2代目 2008年5月〜2015年1月 ガソリン DBA-ANH20W・ANH25W、DBA-GGH20W・GGH25W、ハイブリッド DAA-ATH20W(2011年11月〜)

初代は2002年5月22日に発売された。現行型では、型式の数字が40Wなら2WD、45WならE-Four(ガソリン車は4WD)だ。車検証の型式欄を見れば、どの世代かがわかる。

3代目は、車種カタログに2015年1月から2022年5月まで9つの「発売モデル」が載っており、同じ3代目でも年式によって新車価格やグレード構成が違う。気になる車があれば、年式(初度登録年月)から「何年何月発売モデル」かを確かめ、トヨタ認定中古車の車種カタログでその年式の新車価格とグレードを見られる。

価格は支払総額で比べ、乗り換えなら今の車の額も先に知る

中古車の店頭や広告の価格は、2023年10月1日から「支払総額」で表示することになった(自動車公正取引協議会の自動車公正競争規約)。支払総額は、車両価格に、保険料・税金・登録等の手続代行費用といった最低限の諸費用を足した額だ。

ただし、支払総額は販売店の管轄で登録し、店頭で納車する場合の価格だ。県外で登録する場合や自宅まで届けてもらう場合、オプションを付けた場合は、別に費用がかかる。協議会は、「納車準備費用」のように本来は車両価格に含めるべき費用を諸費用として別に請求することは規約違反になるとしている。

見積もりをもらったら、支払総額と実際の請求額が同じか、差があれば何の費用かを確かめたい。今の車を手放して乗り換えるなら、その車がいくらになるかも予算に入れておきたい。

手放す時期を考えるなら、まず今いくらになるかを知っておくのが近道です。ユーカーパックのようなオークション形式の買取なら、1回の査定で最大8,000店が金額を出します。

トヨタ認定中古車には1年間走行距離無制限の保証が付く

公式に条件がはっきりしている探し方の一つが、トヨタ販売店の「トヨタ認定中古車」だ。トヨタはこれを「3つの安心」をセットにした中古車ブランドとし、次の3点を挙げている。

  • まるごとクリーニング: エンジンルームからシートを外した洗浄まで行う
  • 車両検査証明書: プロの検査員による総合評価や内外装の状態を示す
  • ロングラン保証: 1年間走行距離無制限。年式を問わず、全国約4,500か所のトヨタのお店で保証修理を受けられる(保証期間は販売店によって異なる)

ハイブリッド車には、ハイブリッド機構を保証する「中古車ハイブリッド保証」もある。期間は初度登録年月から10年目まで、または3年間の長い方で、累計走行距離20万km以内だ。修復歴車(骨格部分の損傷を部位交換や修正・補修した車)は扱わないとしている。

まるごとクリーニングを省いた「トヨタ認定中古車ライト」もある。保証部位など細かい内容は販売店に確かめたい。

販売店で中古ミニバンの点検記録と保証書を確かめる手元
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買う前にリコールの実施とメーカー保証の継承を確かめる

どこで買う場合も、その車がリコール等の対象か、対策が済んでいるかを確かめたい。トヨタのリコール等情報対象車両検索では、車検証の車台番号を入れると、その車が対象かどうかを確認できる。リコール・改善対策は1999年1月以降、サービスキャンペーンは2002年1月以降の情報が対象だ。

国土交通省のリコール情報検索では、車名・型式・届出日から届出の内容と対象の車台番号の範囲を調べられる。国交省は、個別の車台番号で調べたい場合はメーカーや販売会社に問い合わせるよう案内している。

メーカー保証も確かめたい。トヨタの一般保証は新車登録日から3年間または6万km、特別保証(エンジンや乗員保護装置など)は5年間または10万kmの、いずれか早い方までだ。自動車公正取引協議会は、この期間内の中古車は、メーカーが定める条件を満たせばメーカー保証を継承できるとしている。

現行型は2023年6月発売なので、2026年9月時点で新車登録から5年たった車はない。走行距離が10万km以内なら、特別保証の期間の範囲に入る。一方、一般保証の「新車登録日から3年間」は、2023年6〜9月ごろに新車登録された車ではすでに過ぎている。継承の手続きと条件は、購入前に販売店に確かめたい。

アルファードのほかの購入の記事は購入ガイド・選び方のカテゴリにまとめている。

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