現行アルファードで8人乗りを選べるのは、ハイブリッド車のGだけだ。価格はGの7人乗りと同じで、2WDが5,599,000円、E-Fourが5,819,000円(メーカー希望小売価格・税込)になっている。
トヨタの主要諸元表では、室内長・室内幅・室内高は3,005/1,660/1,360mmで、6人乗り・7人乗り・8人乗りのすべてで共通だ。サードシート(3列目)も全グレードが同じ「5:5分割2ポジションスペースアップシート」で、3列目のシートそのものは7人乗りと同じだ。
違うのは2列目だ。7人乗りのGは2人掛けの「リラックスキャプテンシート」、8人乗りは3人掛けの「6:4分割チップアップシート」になる。以下、トヨタ公式資料で数字と装備の違いを確かめる。
8人乗りはハイブリッドのGだけで価格は7人乗りと同じ
アルファードの価格・グレードのページに載っている乗車定員と価格は次のとおりだ(2026年9月28日確認、北海道・沖縄地区は価格が異なる)。
| グレード | パワートレーン | 乗車定員 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| Executive Lounge | プラグインハイブリッド | 6名 | 10,699,700円 |
| Executive Lounge | ハイブリッド | 7名 | 8,649,300円〜8,869,300円 |
| Z | プラグインハイブリッド | 6名 | 7,649,400円 |
| Z | ハイブリッド | 7名 | 6,399,800円〜6,619,800円 |
| Z | ガソリン | 7名 | 5,599,000円〜5,797,000円 |
| G | ハイブリッド | 7名 | 5,599,000円〜5,819,000円 |
| G | ハイブリッド | 8名 | 5,599,000円〜5,819,000円 |
Gの7人乗りと8人乗りは、2WD・E-Fourとも同じ価格だ。8人乗りを選んでも車両価格は下がらないし、上がりもしない。
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室内寸法は7人乗りと同じで、燃費と重量もほぼ変わらない
主要諸元表(2026年6月版)で、Gの7人乗りと8人乗りを並べた。[ ]内はE-Fourの値だ。
| 項目 | G 7人乗り | G 8人乗り |
|---|---|---|
| 車両型式(諸元表の表記、[ ]はE-Four) | 6AA-AAHH40W[45W]-PFXQB | 6AA-AAHH40W[45W]-PRXQB |
| 室内 長/幅/高 | 3,005/1,660/1,360mm | 3,005/1,660/1,360mm |
| 車両重量 | 2,150[2,210]kg | 2,140[2,200]kg |
| 車両総重量 | 2,535[2,595]kg | 2,580[2,640]kg |
| WLTCモード燃費 | 18.8[17.8]km/L | 18.9[17.8]km/L |
燃費と重量は標準仕様の値だ。18インチタイヤを選ぶとWLTCモード燃費は7人乗りが18.1[17.4]km/L、8人乗りが18.2[17.5]km/Lになり、ユニバーサルステップを付けると車両重量は20kg増える。
全長4,995mm・全幅1,850mm・最小回転半径5.9mも共通だ。室内寸法は、トヨタが社内で測った値として載せている。「8人乗りは車内が狭い」という話は、少なくとも室内寸法の数字からは出てこない。

違いは2列目で、8人乗りは6:4分割チップアップシート
7人乗りと8人乗りの差は2列目のシートにある。トヨタの室内空間のページと装備一覧で、それぞれの説明は次のとおりだ。
- リラックスキャプテンシート(G 7人乗り): マニュアルロングスライド、マニュアルオットマン、快適温熱シート、折りたたみ式サイドテーブルなど。前後スライド(手動)は最大688mm
- 6:4分割チップアップシート(G 8人乗り): チップアップ機構、マニュアルロングスライド、上下調整式ヘッドレスト(左右席)+中央席ヘッドレスト、センターアームレストなど
後方へスライドさせると足をゆったり伸ばして座れます。
トヨタは8人乗りの2列目をこう説明し、チップアップして前へ動かせばサードシートに乗り降りしやすく、サードシートを跳ね上げれば荷室が広がるとしている。一方、8人乗りのスライド量(mm)は公式ページに載っていない。オットマンや2列目の快適温熱シートは8人乗りにはない。
参考までに、Zの2列目(エグゼクティブパワーシート)は、前後スライド(手動)が最大530mm、前後席間の距離が1,315mm、ウォークスルー幅が175mmとされている。電動のオットマンとリクライニングも付く。8人乗りを「狭い」と感じるかは、比べる相手がどのグレードの2列目かでも変わる。
3列目のシートは全グレード共通
誤解されやすいのがここだ。サードシートは全グレードとも「5:5分割2ポジションスペースアップシート」で、跳ね上げアシスト機構・スライド・リクライニングを備える(プラグインハイブリッド車はセンタートレイ付)。
トヨタによると、跳ね上げはこれまでの位置に加えて最後方の位置でもできるので、2列目を一番後ろまで下げた状態でも荷室を広げられる。
ただし、トヨタは3列目だけの寸法を公表していない。家族の体格で3列目に何人座れるかは、販売店で実車の3列目に座って確かめるのが確実だ。
燃費と車の大きさは8人乗りでも変わらない
8人乗りで気にされやすい燃費と駐車の問題も、公式の数字で確かめられる。8人乗りのGはハイブリッド車だけで、WLTCモード燃費は2WDが18.9km/L、E-Fourが17.8km/Lだ。ガソリン車(Zのみ、7人乗り)の10.9[10.4]km/Lとは大きく違うので、「アルファードは燃費が悪い」という話はパワートレーンを分けて読む必要がある。
車の大きさは全グレード共通で、全長4,995mm・全幅1,850mm・最小回転半径5.9mだ。自宅や勤め先の駐車場に幅や長さの制限があるなら、8人乗りかどうかより先に、この数字が収まるかを確かめたい。車を上から見たような映像を映すパノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)は全グレードに標準で付く。
8人乗りはGなので、上位グレードの装備は一部がオプションか設定なし
8人乗りはGだけなので、上位グレードで標準の装備には、Gではオプションになるものと、設定がないものがある。主要諸元表・装備一覧(2026年6月版)で確かめられる差の例を挙げる。
- パワーバックドア: Executive Lounge・Zは標準、Gはメーカーオプション(134,200円、LEDクリアランスランプなどとセット)
- 快適温熱シート: G 8人乗りはフロントシートのみ、G 7人乗りはフロント・セカンドシート
- アドバンスト パークや緊急時操舵支援: Executive Lounge標準・Zメーカーオプションで、Gには設定がない
運転支援の違いはアルファードの運転と運転支援の記事で詳しく書いた。見積りを取るときは、ほしいオプションがGで付けられるかを先に確かめたい。

中古で探すなら車検証の乗車定員で8人乗りを確かめる
中古車で現行型の8人乗りを探すときは、車検証の「乗車定員」が8人になっているかを見るのが確実だ。車検証の型式欄は7人乗りも8人乗りも同じ6AA-AAHH40W(2WD)・6AA-AAHH45W(E-Four)で、区別できない。トヨタの主要諸元表では型式の後ろに末尾の記号が付き、G 8人乗りはPRXQB、G 7人乗りはPFXQBになっている。販売店の見積りや車両情報で末尾まで書かれていれば、手がかりになる。今の車から乗り換えるなら、下取りや売却の相場も先に見ておくと予算を立てやすい。
売るかどうか迷っている段階でも、相場を知っておくと判断しやすくなります。オークション形式のユーカーパック
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型式の末尾の記号は2026年6月版の諸元表のもので、年式によって型式やグレード構成が違うことがある。気になる車が見つかったら、販売店で乗車定員と2列目のシートを実物で確かめてほしい。
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