次世代自動車振興センターは2026年10月9日、令和7年度補正のクリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金・車両)について、登録と申請の最終期限を公表した。補助の対象になる初度登録(届出)は令和9年(2027年)2月1日まで、交付申請書の受付は令和9年2月12日まで(必着)だ。
ただし、これは「予算が残っていれば」の最終日だ。同じ日にセンターは、申請の受付は先着順で、予算額に達した日の前日(営業日)で終わると改めて書いた。終了の見込みは、これまでと同じ令和8年12月上旬〜12月下旬だ。
この記事では、センターの2つの公表(どちらも10月9日付)と、令和8年10月6日現在の銘柄ごとの補助金額の表を読み、テスラやほかのEVの金額と期限の考え方を整理する。

最終期限は、登録が2027年2月1日、申請書の必着が2月12日
10月9日付の「登録(届出)期間と受付期間の最終期限について」の内容は次のとおりだ。
| 項目 | 最終期限 |
|---|---|
| 補助対象となる初度登録(届出) | 令和9年2月1日まで |
| 交付申請書の受付期間 | 令和9年2月12日まで(必着) |
「必着」なので、2月12日に発送しても間に合わない。事務局に届いた日で数える。
予算がなくなれば、2027年を待たずに12月に終わる見込み
最終期限の下に、センターは次の注意を書いている。申請書は事務局への到着日で先着順に受け付ける。令和9年2月12日より前に予算額に達した場合は、達した日の前日(営業日)で申請受付が終わる。
同じ10月9日付の「申請受付終了見込み時期について」では、終了見込みの時期は令和8年12月上旬〜12月下旬目処で、今後の申請状況によって前後する可能性があるとしている。9月4日の公表と同じ時期だ。
| 公表日 | 申請受付の終了見込み |
|---|---|
| 令和8年9月4日 | 令和8年12月上旬〜12月下旬目処 |
| 令和8年10月9日 | 令和8年12月上旬〜12月下旬目処(見込みは変わらず) |
「2027年2月まで使える」とは読まないほうがいい
最終期限(2027年2月)と、終了見込み(2026年12月)は別の話だ。見込みどおりに予算が尽きれば、2027年に登録する車は、そもそも申請できない可能性がある。これから注文する人は、納車と登録が2026年内に間に合うかを、まず確かめたい。センターは今後も、申請状況を見て見込みを更新するとしている。
書類に不備があると、受付終了前に届いても交付されない
10月9日付の公表には、もうひとつ大事な注意がある。受付終了日より前に申請書が届いていても、添付書類に不備があり、その不備が解消されないと、補助金は交付されない。センターが挙げる例は、ローン契約なのにローン契約書の写しが付いていないケースだ。
終了の直前に申請すると、不備を直す期間が短くなる。センターは、添付書類をすべてそろえてから申請するよう呼びかけている。ローンで買う人は、契約書の写しを含めて、販売店に必要書類を確かめておきたい。
テスラは全車種で金額が変わらない。2027年登録で下がる車もある
銘柄ごとの補助金額の表(令和8年10月6日現在、車両登録日R8.4.1以降)は、登録日で2つの列に分かれている。令和8年4月1日〜12月31日の登録と、令和9年1月1日以降の登録だ。主な車の金額を、公式の表から抜き出す。
| ブランド・車種 | R8.4.1〜R8.12.31の登録 | R9.1.1以降の登録 |
|---|---|---|
| テスラ モデル3(全グレード) | 127万円 | 127万円 |
| テスラ モデルY(RWD・ロングレンジAWD・パフォーマンス・L) | 127万円 | 127万円 |
| テスラ モデルS・モデルX | 101.6万円 | 101.6万円 |
| トヨタ bZ4X | 130万円 | 130万円 |
| スバル SOLTERRA | 129万円 | 129万円 |
| 日産 リーフ(B5・B7など) | 129万円 | 100万円 |
| 日産 アリア(B6・B9など) | 129万円 | 100万円 |
| スズキ eビターラ | 127万円 | 98万円 |
| アウディ A6 Sportback e-tron・Q4 e-tron | 86万円 | 36万円 |
| BYD RACCO(軽EV) | 15万円 | 15万円 |
テスラは、モデル3とモデルYの全グレードで、どちらの列も127万円だ。モデルSとモデルXが101.6万円なのは、定価が840万円以上の車は補助金額に0.8を乗じる決まりのためだ(表の注記による)。金額は、車種・グレード・型式ごとに決まるので、自分が買うグレードの行を、センターの表で確かめてほしい。
一方、日産のリーフ・アリア、スズキのeビターラ、アウディの一部は、2027年1月1日以降の登録だと、金額が下がる。たとえばリーフは、2026年12月31日までの登録なら129万円、2027年1月1日以降は100万円だ。2026年内に登録するかどうかで、数十万円の差が出る車がある。
この表は10月6日時点で、変わる可能性がある
表の日付は令和8年10月6日現在だ。車種の追加や、金額の見直しで、更新されることがある。購入を決める前には、センターのサイトで最新の表を開いて確認する。
これから買う人が確かめる4つのこと
- 納車と登録の時期: 終了見込みは2026年12月上旬〜下旬。注文から納車、登録までの日数を販売店に確かめ、年内に登録できるかを見る
- 自分が買うグレードの金額: センターの銘柄ごとの補助金額の表で、車種・グレード・登録日の列を確認する
- 必要書類: ローンで買うなら、ローン契約書の写しを忘れずに付ける。不備は受付終了前でも交付されない原因になる
- 自治体の補助金: 国の補助金とは別に、自治体が独自に出している場合がある。東京都は東京都のEV補助金2026で整理している
テスラの価格は、当サイトのテスラの価格一覧にまとめている。注文前には、テスラ公式サイトの注文ページで今の価格を確かめてほしい。
情報源
関連記事: 購入ガイド・選び方
- 次世代自動車振興センター「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(車両)登録(届出)期間と受付期間の最終期限について」(2026年10月9日)
- 次世代自動車振興センター「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(車両)申請受付終了見込み時期について」(2026年10月9日)
- 次世代自動車振興センター「(別表1)令和7年度補正CEV補助金 銘柄ごとの補助金交付額」(車両登録日 R8.4.1以降、令和8年10月6日現在)
画像: テスラ モデル3(中国で撮影、ナンバープレートは加工)、撮影 JustAnotherCarDesigner、CC0(Wikimedia Commons)

