レクサス購入に必要な年収は?基準はなく価格・ローン・維持費から計算する

レクサスを買うのに必要な年収に、「年収○○万円以上」という決まった基準はない。同じ年収でも、手取りの額、住まいの駐車場代、家族の人数、ほかの支払いで、車に回せるお金は変わるからだ。

代わりにできるのは、車にかかるお金を月額に直して、自分の手取りと比べることだ。レクサスの価格表では、LBX “Elegant”(2WD)が4,200,000円、NX350h(2WD)が5,500,000円、RX350 “version L”(2WD)が7,040,000円(メーカー希望小売価格・消費税込み)。この3台で、ローンの月々の支払いと、税金・自賠責・燃料代を計算した。

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任意保険・駐車場・点検整備は人によって大きく違うので、金額は書かず、見積もりで埋める欄として残している。

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「レクサスは年収○○万円から」を裏づける公的な基準は見当たらない

ネットでは車種ごとに「年収○○万円以上」といった目安を見かけるが、メーカーや国が出した数字ではない。今回確かめたレクサスの価格表・主要諸元表にも、買う人の年収の目安は書かれていない。

当サイトのこの記事にも以前、車種別の年収の目安の表を載せていた。出典を確かめられなかったため、全部消した。年収の数字だけで決めると、車検の月や5月の自動車税でまとめて出ていくお金や、ローンの利息を見落としやすい。以下は、レクサスと国の資料で確かめられる金額だけを使った計算だ。

価格は3台で約1.7倍違い、LBXだけレギュラー指定

価格帯の違う3台を、それぞれのいちばん安い仕様で例にした。数字はレクサスの価格表と主要諸元表による。

モデル メーカー希望小売価格 総排気量 車両重量 WLTCモード燃費 使用燃料
LBX “Elegant”(2WD) 4,200,000円 1.490L 1,300kg 28.0km/L 無鉛レギュラーガソリン
NX350h(2WD) 5,500,000円 2.487L 1,730kg 22.2km/L 無鉛プレミアムガソリン
RX350 “version L”(2WD) 7,040,000円 2.393L 1,870kg 11.8km/L 無鉛プレミアムガソリン

LBXとNX350hはハイブリッド車、RX350はターボのガソリン車だ。価格にオプションは含まれず、保険料・税金(消費税を除く)・登録の諸費用は別にかかる。リサイクル料金(この3台は12,260円〜15,990円)も別だ。LBXとNXは、北海道では寒冷地仕様の価格が加わる。なお、買うときにかかっていた環境性能割は2026年3月31日で廃止された。セダンのISを考えているなら、レクサスIS特別仕様車の価格と一部改良の記事に4つの仕様の価格をまとめている。

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ローンの月々は、借入額と金利・回数の式で自分で出せる

ローンを組む場合の月々の額は、元利均等返済の式で計算できる。

月々の返済額=借入額×r×(1+r)n÷((1+r)n−1) (r=年利÷12、n=返済回数)

ここでは、頭金100万円、年利3.0%、60回(5年)、ボーナス払いなし・残価の据え置きなしとして計算した。年3.0%は計算のために置いた仮の数字で、特定の金融機関の金利ではない。諸費用やオプションは、借りずに別に払う前提だ。

例(頭金100万円・年3.0%・60回) 借入額 月々の返済 利息の合計
LBX “Elegant”(2WD) 3,200,000円 約57,500円 約25.0万円
NX350h(2WD) 4,500,000円 約80,900円 約35.2万円
RX350 “version L”(2WD) 6,040,000円 約108,500円 約47.2万円

借りれば、利息のぶん払う総額は増える。金利・回数・頭金を変えると月々の額も変わるので、見積もりの数字を同じ式に入れ、月々の額だけでなく総支払額も見てほしい。残価設定型のローンは、最後に残価を払うか車を返すかで総額が変わり、この式だけでは比べられない。仕組みは「残クレ」とは何かをまとめた記事にある。

ハイブリッドのLBX・NXも、初回の車検からは重量税がかかる

重量税は、車両重量と燃費基準の達成率で決まる。国土交通省の自動車燃費一覧(令和8年3月版)では、2030年度燃費基準の達成率はLBX “Elegant”(2WD、1,290〜1,300kg)が110%、NX350h(2WD、1,730kg)が101%、RX350(2WD、1,870kg)が57%だ。

2026年5月1日から2027年4月30日までに新車登録する場合、105%以上は免税、100%以上は75%軽減、80%未満は減税なしになる。ただし初回の継続車検でも免税になるのは125%以上の車だけで、LBXもNXも当たらない。80%以上の車は、初回の継続車検から本則税率になる。

車両重量の区分(自家用) 新車登録時(3年分) 継続車検(2年分)
LBX(1.5トン以下・110%) 0円(免税) 15,000円(本則税率)
NX350h(2トン以下・101%) 7,500円(75%軽減) 20,000円(本則税率)
RX350(2トン以下・57%) 49,200円(エコカー外) 32,800円(エコカー外)

NX350hは20インチのランフラットタイヤなどで燃費が下がる仕様だと、達成率が96〜99%になり、新車時の軽減は50%(15,000円)になる。2027年5月以降の登録では減税の区分が変わる。実際の額は見積もりや、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」で確かめたい。

自動車税は年30,500円か43,500円、燃料代は年6万〜15万円台

自動車税は総排気量で決まる。2019年10月1日以降に初めて登録した自家用乗用車なら、1.5リットル以下のLBXは年30,500円、2リットル超〜2.5リットル以下のNX350hとRX350は年43,500円だ(東京都主税局の税率表)。4月1日時点の車検証の所有者(ローンで売主が所有権を持っている場合は使用者)にかかる。

自賠責保険は、入っていないと車検を受けられない強制保険だ。損害保険料率算出機構によると、自家用乗用自動車の24か月契約(離島・沖縄県を除く)は、2026年11月1日以降に始まる契約から18,560円になる。1年あたり9,280円だ。値上げの中身は自賠責保険料の11月値上げの記事にまとめている。

資源エネルギー庁の調査では、2026年9月28日時点の全国平均はレギュラーが1Lあたり170円、ハイオクが181円。年10,000km走るとして「距離÷WLTC燃費×単価」で計算すると、LBXは10,000÷28.0×170で約6.1万円、NX350hは約8.2万円、RX350は約15.3万円になる。

燃料消費率や充電電力使用時走行距離、交流電力量消費率および電力消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客さまの使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて大きく異なります。

給油機のノズルを車の給油口に差し込んで給油している手元
イメージ画像です。

年収の考え方は「月々の合計が手取りの残りに収まるか」

車検ごとの重量税を1年あたりにならし、税金・自賠責・燃料代を足すと、年約10.8万円(LBX)、約14.4万円(NX350h)、約22.3万円(RX350)。最初の3年は新車時の重量税なので、LBXは年約10.0万円、NX350hは年約13.7万円になる。月にならし、ローンの月々を足すと次のようになる。

月額の目安(1円未満四捨五入) LBX NX350h RX350
ローン(上の前提) 57,500円 80,859円 108,531円
税金・自賠責・燃料代(年額÷12) 9,000円 12,026円 18,548円
小計 66,500円 92,885円 127,079円
任意保険・駐車場・点検整備・タイヤ 見積もりで足す
机の上に広げた書類と電卓・ペンで、車の費用を計算するイメージ
イメージ画像です。

比べる相手は年収ではなく、毎月の手取り(給与明細の差引支給額)だ。手取りから家賃・食費・保険・貯金など今の支出を引き、その残りに小計と見積もりの額が収まるかを見る。収まらなければ、モデルや頭金、買う時期を見直す合図になる。自動車税の5月や車検の月にはまとまった額が出ていくので、その分も月々積み立てておくと慌てずにすむ。

月々の額を下げるために借入額や回数を増やすと、利息の総額は増える。払える範囲を先に決め、その中で選ぶほうが確実だ。同じ手順で計算したアルファードに必要な年収の記事、ハリアーに乗る人の年収の記事、アウディに乗る人の年収の記事も、比べる材料になる。

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乗り換えなら、今の車の売却額も計算に入れる

今の車を下取りや売却に出すなら、その金額を頭金に回せる。頭金が増えれば借入額が減り、月々の返済と利息の両方が下がる。逆に、前の車のローンが残っていて売値で返しきれなければ、差額が新しい出費になる。

手放す時期を考えるなら、まず今いくらになるかを知っておくのが近道です。ユーカーパックのようなオークション形式の買取なら、1回の査定で最大8,000店が金額を出します。

下取り額は販売店の見積もりに入れてもらい、買取店の査定額と並べて比べるとよい。レクサスの価格の位置づけが気になるなら、レクサスISが「貧乏くさい」と言われる理由を価格から見た記事も参考にしてほしい。

買い方・選び方の記事は購入ガイド・選び方にまとめている。

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