三菱自動車は2026年8月27日、軽ハイトワゴンの「eKクロス」と「eKワゴン」に一部改良を施し、全国の系列販売会社で販売を開始した。メーカー希望小売価格(消費税10%込み)は、eKクロスが1,856,800円から2,225,300円、eKワゴンが1,543,300円から1,774,300円だ。
変更点は、リヤシートアラートの追加、USBポートのType-C化、前方衝突被害軽減ブレーキ(FCM)の検知範囲の拡大、eKクロスの外観の変更、ボディカラーの追加など。この記事では、三菱自動車の発表にある変更点と全グレードの価格を整理する。
eKクロスは185万6,800円から、eKワゴンは154万3,300円から
三菱自動車が発表した、グレード別の価格は次のとおり。リサイクル料金、保険料、消費税を除く税金、届出等に伴う費用は含まれない。
| 車種 | グレード | エンジン | 2WD | 4WD |
|---|---|---|---|---|
| eKクロス | G | DOHC 12バルブ 3気筒 | 1,856,800円 | 1,988,800円 |
| G Premium | DOHC 12バルブ 3気筒 | 1,999,800円 | 2,131,800円 | |
| T | DOHC 12バルブ 3気筒 インタークーラー付ターボチャージャー(ハイブリッド) | 1,950,300円 | 2,082,300円 | |
| T Premium | DOHC 12バルブ 3気筒 インタークーラー付ターボチャージャー(ハイブリッド) | 2,093,300円 | 2,225,300円 | |
| eKワゴン | M | DOHC 12バルブ 3気筒 | 1,543,300円 | 1,691,800円 |
| G | DOHC 12バルブ 3気筒 | 1,642,300円 | 1,774,300円 |
変速機はいずれもCVTだ。eKクロスの「T」「T Premium」は、ターボチャージャー付きのハイブリッド仕様と表記されている。

変更点:リヤシートアラート、Type-C、FCMの検知範囲拡大
三菱自動車の発表資料にある、主な変更点は次の5つだ。
- リヤシートアラートの追加。クルマを降りる際に、後席に乗員や荷物が残っている可能性をドライバーに通知し、確認を促す。
- 充電用USBポートをType-Aから Type-Cへ変更。インストルメントパネル中央部のポート。
- フロントカメラの画角を拡大。「衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]」の検知範囲を広げ、運転支援性能を強化した。
- eKクロスの外観の変更。フロントバンパー、リヤバンパー、テールゲートガーニッシュをボディ同色に。統一感のある外観にしたという。
- ボディカラーの追加。eKクロスとeKワゴンのそれぞれに、新たに2トーン3色とモノトーン1色を設定。eKクロスは全10色、eKワゴンは全11色になった。
| 変更点 | eKクロス | eKワゴン |
|---|---|---|
| リヤシートアラート | 追加 | 追加 |
| 充電用USBポートをType-Cへ | 変更 | 変更 |
| FCMの検知範囲拡大(カメラ画角の拡大) | 拡大 | 拡大 |
| バンパー・テールゲートガーニッシュのボディ同色化 | 変更 | 記載なし |
| ボディカラー(新規2トーン3色+モノトーン1色) | 全10色 | 全11色 |
表は発表資料の記載を整理したもの。最初の3つの変更点は、車種を限定せず、両車共通の改良として書かれている。外観の同色化は、eKクロスについてのみ記載がある。
発表資料は、リヤシートアラートについて「利便性と安全性を向上させました」と説明している。具体的な作動条件(ドアの開閉の順序など)は、発表には書かれていない。詳しくは取扱説明書で確かめる必要がある。
グレード間・駆動方式の差額
三菱自動車の価格から、主な差額をこの記事で計算すると次のとおりになる。
- 4WDは、eKクロスの全グレードとeKワゴンGで132,000円高。eKワゴンMは148,500円高。
- eKクロスの「Premium」は、GとTのどちらも143,000円高。
- eKクロスのTは、Gより93,500円高(2WD同士)。
- eKワゴンのGは、Mより99,000円高(2WD同士)。
- eKクロスGは、eKワゴンGより214,500円高(2WD同士)。
最も安いのはeKワゴンM(2WD)の1,543,300円、最も高いのはeKクロスT Premium(4WD)の2,225,300円。差は682,000円だ。
買う前に販売会社で確かめたいこと
- どの改良が自分の選ぶグレードに入るか。両車共通の3点(リヤシートアラート、Type-C、FCM)は発表で車種限定がないが、グレード別の有無は主要装備表で確認する。
- ボディカラーの設定。新色(2トーン3色・モノトーン1色)が、どのグレードで選べるか。
- 支払総額。表の価格には、リサイクル料金、保険料、消費税を除く税金、届出等に伴う費用が含まれない。見積もりを取って確かめる。
- 在庫と納期。改良後の車の納期は、販売会社に聞くのが確実だ。
eKシリーズは「マイパイロット」「三菱e-Assist」を特長とする軽乗用車
三菱自動車は、eKシリーズを、個性的なデザインと使い勝手のよい室内空間に、高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット」や運転支援機能「三菱e-Assist」といった先進機能を特長とする軽乗用車シリーズと説明している。ラインアップは、軽ハイトワゴンのeKクロス、eKワゴン、eKクロス EV、軽スーパーハイトワゴンのeKスペースだ。
「マイパイロット」は、一部の車種・グレードに搭載されると注記されている。どのグレードに付くのかは、今回の発表資料には書かれていない。装備の有無は、公式サイトの主要装備表で確かめてほしい。
よくある誤解:今回は一部改良で、フルモデルチェンジではない
今回の変更は、三菱自動車が「利便性の向上など一部改良」と説明している。全面的な作り直しではなく、装備の追加と変更が中心だ。エンジンの種類(自然吸気とターボ)、変速機(CVT)、グレード構成は、発表資料の価格表で確認できるとおりで、新しい動力は載っていない。燃費の数値も、今回の発表資料には書かれていない。
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情報源
- 三菱自動車、軽ハイトワゴン『eKクロス』『eKワゴン』を一部改良(三菱自動車、2026年8月27日)
- eKクロス 車種サイト(三菱自動車公式)
- eKワゴン 車種サイト(三菱自動車公式)
- 画像: TTTNIS/Throwawayacc222/Wikimedia Commons/CC0

