テスラ公式サイトで2026年10月9日に確認すると、日本で注文できるModel Yは3グレードだった。5人乗りのPremium RWDとPremium ロングレンジAWD、6人乗りのModel Y L Premium AWDだ。
価格は558万7,000円、647万6,000円、749万円。航続距離(WLTCモード・国土交通省審査値)は547km、682km、788km。国のCEV補助金は3グレードとも127万円だ。
この記事では、公式サイトの注文ページと車種ページに出ている数字を表にして、グレードの違いと、選ぶときの見方を整理する。

3グレードの価格・航続距離・加速を並べる
| 項目 | Premium RWD | Premium ロングレンジAWD | Model Y L Premium AWD |
|---|---|---|---|
| 表示価格(税込) | 5,587,000円 | 6,476,000円 | 7,490,000円 |
| 乗車定員 | 5人 | 5人 | 6人(3列シート) |
| 駆動方式 | 後輪駆動(RWD) | デュアルモーターAWD | デュアルモーターAWD |
| 航続距離(WLTC) | 547km | 682km | 788km |
| 0-100km/h加速 | 5.9秒 | 4.3秒 | 5.0秒 |
| CEV補助金 | 127万円 | 127万円 | 127万円 |
| 補助金を引いた額(自賠責保険等の登録諸経費は別途) | 4,317,000円 | 5,206,000円 | 6,220,000円 |
最下行は、表示価格から127万円を引いた計算値だ。補助金は注文時に値引きされるものではなく、登録後に自分で申請して受け取る。支払いの時点では、いったん表示価格の全額が要る。注文ページの「購入価格」には、登録手続代行手数料10万円が含まれる、と当サイトの価格一覧で確認している。このほか、自賠責保険料などの登録諸経費は別途かかる(公式サポートの記載)。
RWDの航続距離547kmと0-100km/h加速5.9秒は、注文ページの初期表示(Premium RWDの状態)の数字だ。ロングレンジAWDの682kmと4.3秒は、車種ページの仕様表示による。Model Y Lの788kmと5.0秒は、2026年4月3日のTesla Japanの発表による。
RWDとロングレンジAWDの差は889,000円で、航続距離は135km
RWDからロングレンジAWDに上げると、表示価格は889,000円(6,476,000円−5,587,000円)高くなり、航続距離は135km(682km−547km)、加速は1.6秒(5.9秒−4.3秒)よくなる。駆動方式も、後輪駆動からデュアルモーターAWDに変わる。
Model Y Lは、ロングレンジAWDよりさらに1,014,000円高く、航続距離は106km長い。ただし、加速はロングレンジAWDより遅い(5.0秒と4.3秒)。6人乗りが必要かどうかで選ぶグレードだ。くわしい仕様はModel Y Lの記事で整理した。
航続距離は「毎日の走り方」で選ぶ
航続距離はWLTCモードの国土交通省審査値で、実際の走行では、気象や渋滞、運転のしかたで大きく変わる。毎日の走行距離が短く、自宅で充電できる人なら、547kmのRWDで足りる場合が多い。遠出が多い人や、自宅で充電できない人は、距離に余裕のあるグレードのほうが、充電の回数を減らせる。自宅で充電できるかどうかを先に確かめてから、グレードを決めたい。
5人乗りの寸法・荷室・充電は公式の仕様表のとおり
Model Yの車種ページに出ている仕様(ロングレンジAWDの表示)は次のとおりだ。
| 項目 | 公式の表示 |
|---|---|
| 全長 | 4,800mm |
| 全幅 | ミラー含まず1,920mm/ミラー格納時1,980mm/ミラー使用時2,130mm |
| 全高 | 1,625mm |
| 最低地上高 | 167mm |
| 重量 | 1,990kg |
| 荷室容量 | 2,138リットル |
| 座席数 | 5座席 |
| ディスプレイ | 16インチ センタータッチスクリーン、8インチ リアタッチスクリーン |
| ホイール | 19インチまたは20インチ |
| スーパーチャージャー | 最大250kW、都度課金制。15分で最大267km分の充電(車種ページの上部には261kmの表示もある) |
注には、15分で追加される航続距離は定速データに基づく、とある。ページの表示は「ロングレンジAWDの仕様」で、RWDの重量やタイヤなど、グレードで違う数字は、ここでは確かめていない。RWDの詳細は、注文ページの比較機能で確かめてほしい。全幅は、ミラーを含めるかどうかで数字が大きく違う。駐車場の幅は、ミラー使用時の2,130mmで考えると安全だ。

保証は車両が4年または8万km、バッテリーは8年(RWDは16万km、AWDとLは19.2万km)
| 項目 | 保証期間 |
|---|---|
| 基本車両 | 4年または80,000km(いずれか早い方) |
| 補助拘束装置 | 5年または100,000km(いずれか早い方) |
| バッテリーおよびドライブユニット(Model Y Premium RWD) | 8年または160,000km(いずれか先に達するまで)、70%のバッテリー容量を保証 |
| バッテリーおよびドライブユニット(Model Y Premium ロングレンジAWD・Model Y L) | 8年または192,000km(いずれか先に達するまで)、70%のバッテリー容量を保証 |
| 車体の錆(穿孔) | 12年、走行距離無制限 |
バッテリーの保証は、グレードで走行距離が違う。Model Y Premium RWDは160,000km、ロングレンジAWDとModel Y Lは192,000kmまでだ。どちらも、70%のバッテリー容量を保証すると、テスラ公式サポートの車両保証ページに書かれている(2026年10月9日確認)。なお、車種ページの仕様表(ロングレンジAWDの表示)には、バッテリーとドライブユニットは8年または192,000kmとある。正式な内容は、納車時の保証書で確かめてほしい。
同じ電気自動車でも、メーカーによって保証の長さは違う。たとえば、BYDの軽EV「RACCO」は、一般車両が6年/15万km、駆動用バッテリーの容量が8年/16万km(初期容量70%以上)だ。BYDの保証の条件は、BYD RACCOの記事にまとめている。比べるときは、期間と走行距離の両方と、バッテリーの容量保証の水準を見る。
なお、保証を受けるには、テスラサービスセンターへの持ち込みが必要だと、公式サポートは書いている。サードパーティ製の車両アダプターや充電器で生じた損傷は、保証の対象外だ。
運転支援は、日本ではFSDがまだ使えない
Model Yの車種ページには、「Full Self-Driving (Supervised)は日本ではまだ利用できません。」と書かれている。注文ページでは、エンハンスト オートパイロットが436,000円の有料オプションだ。くわしくはFSDの記事で整理した。
購入前に確かめる3つのこと
- 自宅で充電できるか。できるなら、航続距離は547kmでも足りるか、毎日の走行距離から考える
- 補助金の受付期限。センターの終了見込みは令和8年12月上旬〜12月下旬。最終期限と注意はCEV補助金の最終期限にまとめた
- 価格は予告なく変わることがある。注文前に、テスラ公式サイトの注文ページで今の額を確かめる。価格の推移はテスラの価格一覧にある
情報源
関連記事: 車種レビュー・比較
- テスラ ジャパン「Model Yをお好みのデザインに」(注文ページ、2026年10月9日確認)
- テスラ ジャパン「Model Y – ミッドサイズSUVの電気自動車」(車種ページ、2026年10月9日確認)
- テスラ サポート ジャパン「車両保証」(2026年10月9日確認)
- Tesla Japan合同会社 プレスリリース「テスラ 新しいModel Y L 登場」(2026年4月3日)
- 次世代自動車振興センター「(別表1)令和7年度補正CEV補助金 銘柄ごとの補助金交付額」(令和8年10月6日現在)
- 次世代自動車振興センター「申請受付終了見込み時期について」(2026年10月9日)
画像: テスラ Model Y(台湾で撮影、上位グレードのPerformance。ナンバープレートは加工)、撮影 JustAnotherCarDesigner、CC0(Wikimedia Commons)。車内の写真は中国で撮影、同じ撮影者、CC0

