Tesla Japanは2026年4月3日、6人乗りのミッドサイズSUV「Model Y L(モデル・ワイ・エル)」を発表し、同日からTeslaアプリとウェブサイトで注文の受け付けを始めた。Lは「ロング」の意味で、ホイールベースは3,040mm、テスラによると「Model Xよりも長い」。
航続距離は788km(WLTCモード・国土交通省審査値)で、テスラは「現在販売中の車両で最長」としている。価格は、公式サイトの表示で7,490,000円(Premium AWD、2026年9月27日時点)だ。国のCEV補助金は127万円で、Model Y Lも対象になっている。
この記事では、発表資料と補助金の公式表に書かれた数字を整理し、3列目の広さなど、発表に書かれていないこともはっきりさせる。

Model Y Lは6人乗り、ホイールベースは3,040mm
Model Yの基本は残したまま、利用の場面を広げたのがModel Y Lだ。発表の数字は次のとおり。
| 項目 | 発表の内容 |
|---|---|
| 乗車定員 | 6人(3列シート) |
| ボディ | Model Yに比べ、全長約180mm・ホイールベース150mm延長 |
| ホイールベース | 3,040mm(Model Xよりも長いとテスラは説明) |
| 空気抵抗係数(Cd値) | 0.216(ルーフラインを再設計) |
| 積載量 | クラスをリードする最大2,539L |
| 駆動・性能 | デュアルモーターAWD、0〜100km/h加速5.0秒 |
| 航続距離 | 788km(WLTCモード・国土交通省審査値) |
発表には、6人乗車時でも、リアトランクに28インチと20インチのスーツケース、フランク(前の荷室)に20インチのスーツケースを積める、とある。人数分の荷物を積んで旅行に行く場面を想定した説明だ。
2列目はキャプテンシート、3列目は電動リクライニングでチャイルドシート対応
シートは全席を作り直した、とテスラは書いている。列ごとの装備は次のとおりだ。
| 列 | 発表の装備 |
|---|---|
| 1列目 | 調整式ヘッドレスト、レッグサポート、ヒーター、ベンチレーション |
| 2列目 | 独立型キャプテンシート。8方向電動調整(最大125°リクライニング)、電動昇降アームレスト(連動調節付き)、ヒーターとベンチレーション |
| 3列目 | 電動リクライニング、ワンタッチ電動折り畳み、チャイルドシート対応 |
2・3列目の各ピラー付近には、エアコンの側面吹き出し口が追加された。全席にUSBポートがあり、ワイヤレス充電は最大50W(同時に50Wと30W、空冷式)、オーディオは18スピーカーと1サブウーファーだ。
3列目の広さは、発表に数字がない
ここは誤解しやすい。発表には、3列目の頭上・足元の寸法や、乗れる身長の目安は書かれていない。テスラは、Model Y Lを「ミニバンの利便性をも超える可能性を秘めたSUV」と呼んでいるが、これは表現で、ミニバンとの比較表はない。3列目に大人が長く乗る予定なら、店で実車に座って確かめるのが確実だ。テスラストアでは、一部の店を除き実車を見られる、と発表にある。
走りと安全は、側面衝突の強化と3列目エアバッグ
発表では、走りと安全について次の点が挙げられている。
- アダプティブサスペンションを採用し、後席のコンフォートモードなど、減衰量を調整する新しいモードを追加した
- 風切り音を11%、ロードノイズを4%低減した
- フロアのスチールビームを強化し、一体成型のリアアンダーボディで車体剛性を上げた。側面衝突の性能を強化した
- 3列目にもエアバッグを採用し、1・2列目のサイドカーテンエアバッグと連動して全席を守る
騒音の低減率は、どの車と比べた数字かが発表に書かれていない。比較の相手が分からないので、数字は目安として読んでほしい。
価格は749万円、国のCEV補助金は127万円
テスラ公式サイトの注文ページの表示(2026年9月27日時点)では、Model Y L Premium AWDは7,490,000円だ。次世代自動車振興センターの補助金額の表(令和8年10月6日現在)には、Model Y Lの定価(税抜)が6,809,091円と載っており、これに10%を足すと7,490,000円になる。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 公式サイトの表示価格(Premium AWD) | 7,490,000円 |
| CEV補助金(令和8年4月1日〜12月31日の登録) | 127万円 |
| CEV補助金(令和9年1月1日以降の登録) | 127万円 |
補助金の受付は、予算がなくなれば先着順で終わる。センターは2026年10月9日、終了見込みを令和8年12月上旬〜12月下旬目処と公表した。最終期限や、書類の不備に関する注意は、CEV補助金の最終期限の記事にまとめている。ほかのグレードを含む価格は、当サイトのテスラの価格一覧で整理している。
発売時に案内された納車時期は、今は当てはまらない
4月3日の発表には、納車は大型連休前の4月末からを予定、とある。これは発売時の案内で、いま注文した場合の納期ではない。いまの納期は、注文ページと販売店で確かめたい。
今の車から乗り換えるなら、手放す時期を先に決める
3列シートの車を探している人は、ミニバンやSUVからの乗り換えが多いだろう。納車の日が決まる前に今の車を手放すと、車のない期間ができる。逆に遅れると、2台分の費用がかかる。納車の見通しが立ってから、売却の段取りを組むのがよい。
いま乗っている車が輸入車なら、売却先の比較に、輸入車専門で全国対応の輸入車買取センター
を入れておくとよい。

情報源
関連記事: 車種レビュー・比較
- Tesla Japan合同会社 プレスリリース「テスラ 新しいModel Y L 登場」(2026年4月3日)
- 次世代自動車振興センター「(別表1)令和7年度補正CEV補助金 銘柄ごとの補助金交付額」(車両登録日 R8.4.1以降、令和8年10月6日現在)
- 次世代自動車振興センター「申請受付終了見込み時期について」(2026年10月9日)
画像: テスラ Model Y L(中国で撮影、ナンバープレートは加工)、撮影 JustAnotherCarDesigner、CC0(Wikimedia Commons)

