トヨタ自動車は2025年9月4日、bZ4Xなどのエアコン(空調)の制御プログラムのリコールを国土交通省に届け出た。届出番号は5711、リコール開始日は9月5日から順次。対象は、トヨタbZ4X、レクサスRZ、スバル・ソルテラの4車種・6型式、合計6,125台だ。
不具合は、エアコンシステムの制御プログラムにある。関連部品が故障したとき、特定の故障診断コードを検出すると、ヒーターを停止する過度なフェールセーフ(安全側に倒す)制御を行うことがある。そのため、デフロスタ(曇り止め)の性能が下がって、前面ガラスの曇りや霜が取れにくくなるおそれがある。
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改善措置は、全車両で、エアコンアンプリファイアのフェールセーフ制御プログラムを対策仕様に修正すること。修理は無料だ。不具合件数は0件で、事故は報告されていない。見つかったきっかけは「海外市場からの情報」だった。
目次
対象はbZ4X 2,555台、RZ 2,237台、ソルテラ 1,333台
| メーカー・車名 | 型式 | 製作期間 | 対象台数 |
|---|---|---|---|
| トヨタ bZ4X | ZAA-XEAM10 | 令和4年3月2日〜令和7年5月30日 | 1,650台 |
| トヨタ bZ4X | ZAA-YEAM15 | 令和4年3月2日〜令和7年5月19日 | 905台 |
| レクサス RZ450e | ZAA-XEBM15 | 令和5年2月1日〜令和7年6月5日 | 1,848台 |
| レクサス RZ300e | ZAA-XEBM10 | 令和5年11月1日〜令和7年6月11日 | 389台 |
| スバル ソルテラ | ZAA-XEAM10X | 令和4年3月2日〜令和7年5月29日 | 187台 |
| スバル ソルテラ | ZAA-YEAM15X | 令和4年3月2日〜令和7年5月30日 | 1,146台 |
| 合計(製作期間の全体は令和4年3月2日〜令和7年6月11日) | 6,125台(bZ4X 2,555台、RZ 2,237台、ソルテラ 1,333台) | ||
車台番号の範囲には、対象にならない車両も含まれている。製作期間は購入時期とは異なる。確認は車台番号で行う。bZ4Xは、2026年6月のバッテリー制御のリコール(届出番号5833)でも別に対象になっている。

不具合は、故障時の制御が行き過ぎて、ヒーターを止めてしまうこと
| 項目 | 届出の内容 |
|---|---|
| 不具合の部位 | その他(エアコンアンプリファイア) |
| 原因 | エアコンシステムにおいて、関連部品が故障した際の制御プログラムの検討が不十分 |
| 起きること | 特定の故障診断コードを検出すると、ヒータを停止する過度なフェールセーフ制御を行うことがある。デフロスタの性能が低下して、前面ガラスの曇りや霜がとれにくくなるおそれがある |
| 改善措置 | 全車両、エアコンアンプリファイアのフェールセーフ制御プログラムを対策仕様に修正する |
| 不具合件数 | 0件 |
| 事故の有無 | 無し |
| 発見の動機 | 海外市場からの情報による |
不具合件数が0件で、見つかったのは海外市場の情報からだ。日本国内で起きた事例は、届出に書かれていない。寒い時期に、窓が曇って前方が見えにくいと感じたら、安全な場所に止めて、販売店に連絡したい。これは一般的な対応で、トヨタの案内ではない。
対象車の確認は車台番号。修理は予約して無料で受ける
- 確認: トヨタの「リコール等情報対象車両検索」に車台番号を入れる。車台番号は車検証で確かめられる
- 修理: 利用している販売店に来店日時を予約し、点検・修理(無料)を受ける
- 案内: 使用者にはダイレクトメール等で通知される
- 問い合わせ: トヨタお客様相談センター 0800-700-7700、レクサスRZはレクサスインフォメーションデスク 0800-500-5577
スバル・ソルテラの問い合わせ先は、届出一覧表に書かれていない。スバルの販売店かスバルの公式ページで確認する。修理にかかる時間は、届出にも公式ページにも書かれていない。
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情報源
- 国土交通省「リコールの届出について(トヨタ bZ4X 他)」(令和7年9月4日届出)、添付の「リコール届出一覧表」
- トヨタ「bZ4Xのリコールについて」(届出番号5711)
- 画像: Wikimedia Commons「2022 Toyota bZ4X rear (cropped).jpg」(TTTNIS、CC0)。リコール対象の個別の車両ではない

