日産ノート・ノートオーラ・エクストレイルのリコール計600,595台|バッテリーコントローラのプログラム不備で走行不能のおそれ(届出5834)

日産ノート・ノートオーラ・エクストレイルのリコール計600,595台|バッテリーコントローラのプログラム不備で走行不能のおそれ(届出5834)

日産自動車は2026年6月26日、「ノート」「ノートオーラ」「エクストレイル」の3車種について、国土交通省にリコールを届け出た。届出番号は5834、開始日も6月26日。対象は、2020年11月12日から2026年4月6日までに製作された計600,595台だ。

不具合の内容は、リチウムイオンバッテリコントローラの制御プログラムが不適切なため、不要な異常判定を行うことがある、というもの。そのため、メーターにEVシステムの警告メッセージが表示されるとともに駆動モータの出力が制限され、最悪の場合は、走行中に駆動用モータへの出力を停止し、走行不能に至るおそれがある。改善措置は、全車両の制御プログラムを対策プログラムに書き換えることだ。

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対象は3車種6型式の計600,595台:ノートが最も多く322,023台

国土交通省の「リコール届出一覧表」に載っている対象は次のとおり。車種ごとの台数は、型式別の台数をこの記事で合計したものだ。

車名(通称名) 型式 製作期間 台数
ノート 6AA-E13 令和2年11月12日〜令和8年4月6日 269,549台
ノート 6AA-SNE13 令和3年2月26日〜令和8年4月6日 52,474台
ノートオーラ 6AA-FE13 令和3年5月14日〜令和8年4月6日 152,017台
ノートオーラ 6AA-FSNE13 令和3年5月17日〜令和8年4月3日 31,811台
エクストレイル 6AA-T33 令和4年5月10日〜令和8年1月26日 11,211台
エクストレイル 6AA-SNT33 令和4年4月20日〜令和8年2月3日 83,533台
車種 台数(この記事での合計)
ノート 322,023台
ノートオーラ 183,828台
エクストレイル 94,744台
合計 600,595台
日産 ノートオーラの外観
イメージ画像です。日産 オーラ NISMO(2021〜2024年のモデル)。写っている車が対象かどうかは、車台番号で確認してください。撮影 TTTNIS/Wikimedia Commons/CC0 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2021-2024_Nissan_Note_Aura_Nismo.jpg

対象車の車台番号の範囲は、ノートがE13-000112〜E13-404487とSNE13-100023〜SNE13-234203、ノートオーラがFE13-200083〜FE13-464781とFSNE13-500073〜FSNE13-612675、エクストレイルがT33-000102〜T33-025493とSNT33-000107〜SNT33-117759。一覧表には、「車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合がある」との注意事項がある。

届出一覧表にある内容:不具合452件、物損事故が1件

項目 内容
届出番号 5834
届出日/開始日 令和8年6月26日/令和8年6月26日
届出者 日産自動車株式会社(問い合わせ:お客さま相談室 0120-315-232)
不具合の部位 電気装置(リチウムイオンバッテリコントローラ)
不具合件数 452件
事故の有無 有(物損:1件)
発見の動機 市場からの情報による
改善措置 全車両、リチウムイオンバッテリコントローラの制御プログラムを対策プログラムに書き換える
使用者への周知 ダイレクトメール等で通知。整備事業者等には日整連発行の機関誌に掲載し、日産のホームページにも掲載

不具合452件を対象600,595台で割ると、約0.08%になる(この記事での計算)。件数のうち、走行不能などの具体的な内訳は、一覧表には書かれていない。

どんな症状が出るのか:警告表示、出力制限、最悪は走行不能

届出の記述を、順番に並べると次のようになる。

  1. バッテリコントローラの制御プログラムが不適切で、不要な異常判定が起きることがある。
  2. メーターに、EVシステムの警告メッセージが表示される。
  3. 駆動モータの出力が制限される。
  4. 最悪の場合、走行中に駆動用モータへの出力を停止し、走行不能に至るおそれがある。

つまり、EVシステムの警告が出たら、出力が落ちる前触れの可能性がある。警告が出たときの対応は、車の取扱説明書に従い、安全な場所に停車したうえで、販売店または日産のお客さま相談室に相談するとよい。

日産 エクストレイルの外観
イメージ画像です。日産 エクストレイル G e-4ORCEの後ろ姿(T33型、2024年撮影)。写っている車が対象かどうかは、車台番号で確認してください。撮影 TTTNIS/Wikimedia Commons/CC0 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_X-Trail_T33_G_e-4ORCE_rear.jpg

自分の車が対象か:車台番号で確認する

  1. 車検証で、車台番号(E13-、SNE13-、FE13-、FSNE13-、T33-、SNT33-のいずれかで始まる番号)を確認する。
  2. 日産のリコール情報ページの検索で、車台番号を入力して調べる。
  3. 対象なら、日産の販売会社に連絡して、制御プログラムの書き換えを受ける。費用はかからない。

対象の製作期間は、購入の時期とは異なる。2020年11月から2026年4月までに作られた車が対象になるので、中古車で買った人も確認したい。ダイレクトメールは、車検証に登録された使用者に送られるため、引っ越しなどで登録住所が古いままだと届かないことがある。

型式は6AA-で始まる6種類:車検証の型式欄と見比べる

対象型式は、6AA-E13、6AA-SNE13、6AA-FE13、6AA-FSNE13、6AA-T33、6AA-SNT33の6つ。同じ車名でも、型式がこれ以外の車は一覧表に載っていない。車検証の「型式」欄と見比べ、そのうえで車台番号が範囲に入るかを、日産の検索で確かめてほしい。

よくある誤解:「エンジンが止まる」ではなく、駆動モータ出力が止まるおそれ

届出の記述は、「駆動用モータへの出力を停止し、走行不能に至るおそれがある」だ。対象は、バッテリを制御するプログラムの不備で、エンジンの故障を指すものではない。対象車のオーナーは、警告表示が出ていなくても、早めにリコールの対象かを確認し、作業を受けておくと安心だ。

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