ヴェルファイアの走行距離の限界は?決まった数字はなく、保証と点検・税金で判断する

ヴェルファイアの走行距離の限界は?決まった数字はなく、保証と点検・税金で判断する

ヴェルファイアに「何万kmで乗れなくなる」という決まった走行距離の限界はない。トヨタの公式サイトで確かめられる年数と距離の数字は、新車に付くメーカー保証のものだ。一般保証は新車登録日から3年間または6万km、特別保証は5年間または10万kmのいずれか早い方までで、寿命の目安ではない。

長く乗れるかを左右するのは、法令で決まった定期点検と、取扱説明書・メンテナンスノートに沿った部品やオイルの交換を続けてきたかだ。もう一つの判断材料が税金で、ガソリン車は初回登録から13年を超えると自動車税が重くなる。重量税は、燃費などの基準を満たさない車だと13年・18年で上がる(ハイブリッド車でも型式で違う)。

スポンサーリンク

この記事では、保証の数字、点検と交換の目安、13年・18年の税金、中古で買うときの保証、手放すときの考え方を順に整理する。

目次

「ヴェルファイアは○万kmまで」という公式の数字は無い

「何十万kmまで乗れる」といった数字を見かけることがあるが、メーカーや国が出した数字ではない。今回開いたトヨタの保証・点検のページにも、国土交通省の点検整備のページにも、車の寿命や走行距離の上限は書かれていなかった。

同じ距離でも、点検を受けてきたか、どんな道を走ってきたかで車の状態は変わる。だから「何万kmまで」と一律には言えない。以下では、数字として確かめられる保証・点検・税金を使って判断する方法をまとめる。

トヨタのメーカー保証は一般3年・6万km、特別5年・10万km

トヨタのメーカー保証は「一般保証」「特別保証」「ボディの塗装と錆の保証」などに分かれる。乗用車の期間は次のとおりだ。

保証 期間 主な対象
一般保証 新車登録日から3年間または6万km走行時点のいずれか早い方まで 特別保証部品・タイヤ・バッテリー・消耗部品・油脂類などを除く全部品
特別保証 新車登録日から5年間または10万km走行時点のいずれか早い方まで エンジン機構・動力伝達機構・ステアリング機構・ブレーキ機構・ハイブリッド機構などのうち指定された部品
ボディ塗装 新車登録日から3年間 ボディ外板の塗装・表面の錆
ボディ外板穴あき錆 新車登録時から5年間 塗装の下の鋼板から進んだ錆による穴あき

ハイブリッド車の駆動用電池(メインバッテリー)やインバーターは、特別保証の「ハイブリッド機構」に入っている。メーカー保証のあとは、トヨタ販売店の「保証がつくしプラン」(販売店保証)で延ばせる。新車コース(乗用車)は新車購入後5年、または10万km走行時点のいずれか早い方までで、保証の範囲はメーカー保証と一部違う。

保証には条件がある。トヨタは保証を受けるために守る事項として、次のことを挙げている。

法令で定められた点検・整備(日常点検を含む)およびトヨタが指定する点検・整備の実施。

ほかに、点検の記録を残したメンテナンスノートの保持と、定期交換部品の指定どおりの交換も条件だ。この条件は、長く乗るための手入れとほぼ重なる。

スポンサーリンク

保証が切れても乗れなくなるわけではない、修理が自己負担になるだけ

3年・6万kmや5年・10万kmは「その期間なら無料で直す」という範囲で、「そこで車が終わる」という意味ではない。保証が切れたあとの修理は有償になるので、長く乗るつもりなら延長保証に入るか、修理費を見込んでおくかを決めておきたい。

保証が切れたあとどこまで乗るかは、点検の結果と修理の見積もりを見て決めることになる。記録の無い車は状態を判断しにくいので、距離そのものより、点検の記録が残っているかを見たい。

1位 MOTA車買取査定

MOTA車買取査定

一括査定サービス
  • 複数の買取業者へまとめて査定依頼ができる一括査定サービス
  • 大手から地域密着の買取店まで幅広く比較できる
  • 入力フォームからの申し込みで、電話が苦手な人にも配慮された案内がある
公式サイトで詳細を見る
2位 ナビクル

ナビクル

かんたん一括査定
  • 入力した車の情報をもとに、最適な買取業者とマッチングする仕組み
  • 複数社からの電話ラッシュを抑えたい人向けの案内がある
  • スマホから数分で申し込みが完了する手軽さが特徴
公式サイトで詳細を見る
3位 スバット車買取比較

スバット車買取比較

一括査定サービス
  • 老舗の一括査定サービスの一つで、運営実績が長い
  • 提携する買取業者へまとめて査定依頼を出せる
  • 相場感を把握するための比較用として利用しやすい
公式サイトで詳細を見る

長く乗るなら、法定点検と取扱説明書どおりの交換が基本

国土交通省によると、マイカー(自家用乗用車)は1年ごとに29項目、2年ごとに計60項目の定期点検整備が使用者の義務だ。トヨタの点検メニューでは、法定12ヶ月点検は12ヶ月毎、法定24ヶ月点検は新車登録より36ヶ月(以降24ヶ月毎)に行う。

エンジンオイルの交換時期について、トヨタは次の目安を出している。悪路や山道の走行が多いなどの「シビアコンディション」では短くなる。

車種 標準交換時期 シビアコンディション時
ガソリン車(ターボ車除く) 15,000km、または1年 7,500km、または6ヶ月
ガソリンターボ車 5,000km~10,000km、または半年~1年 2,500km、または3ヶ月

今のヴェルファイアのガソリン車(Z Premier)は2.4Lの直列4気筒インタークーラー付ターボなので、この表ではターボ車の行が目安になる。ただしトヨタは「車種によって異なります」として、取扱説明書の確認を求めている。ハイブリッド車・PHEVや古い年式の車は、手元の取扱説明書とメンテナンスノートで時期を確かめたい。

サービス工場でリフトに上げた車を点検する後ろ姿
イメージ画像です。

下回りの錆にも気をつけたい。トヨタは、凍結防止剤や海水・潮風などの塩害が部品の錆を進めるとして、雪道や沿岸を走ったあとのこまめな洗車と、下回りの防錆コーティングをすすめている。

13年を超えると税金が上がる、ガソリンのハイブリッド車は自動車税の重課の対象外

距離とは別に、年数で負担が増える税金がある。自動車税は、4月1日時点で初回新規登録から13年を超えるガソリン車に概ね15%の重課がかかる。ハイブリッド自動車(ガソリンを燃料とするもの)は対象外だ。排気量ごとの税額は自動車税13年超の早見表にまとめた。

重量税は国の税で、車検のときに払う。国交省の税額表(2026年5月1日から)では、自家用乗用車の継続検査(2年)は車両重量と経過年数で次のように変わる。

車両重量 エコカー外(13年未満) 13年経過 18年経過
1.5トン超~2トン以下 32,800円 45,600円 50,400円
2トン超~2.5トン以下 41,000円 57,000円 63,000円

登録車は、初度登録年月から12年10ヶ月以後に車検証の交付等を受けると「13年経過」になる。今のヴェルファイアは主要諸元表で車両重量2,180~2,470kgだが、古い年式は車検証の重量で区分を確かめたい。表の13年・18年の額は「エコカー外」の車のものだ。国交省のフローチャートでは、燃費と排出ガスの基準を満たすエコカー(PHEVなど)は経過年数にかかわらず13年・18年の上乗せがかからず、本則税率(2トン超~2.5トン以下で25,000円)か13年未満と同じ額になる。ハイブリッド車でも基準を満たすかは型式で違うので、自分の車の額は国交省の「次回自動車重量税額照会サービス」で確かめたい。

中古で買うなら、トヨタ認定中古車の保証を確かめる

走行距離が延びた中古車を選ぶときは、保証が付くかも見たい。トヨタ認定中古車には1年間・走行距離無制限の「ロングラン保証」が付き、全国約4,500ヶ所のトヨタのお店で保証修理を受けられる。保証期間は販売店によって異なる。

ハイブリッド車には「中古車ハイブリッド保証」もある。トヨタは保証期間を「初度登録年月から10年目まで、または3年間の長い方。ただし累計走行距離が20万km以内」としている。中身や対象の部位は販売店で確かめたい。

新車に乗り換える場合の納期の目処はヴェルファイアの納期の記事にまとめた。

まとまった購入資金を用意せずに乗る方法として、カーリースを比べる人も増えています。国産車・輸入車の約300車種を月々定額で選べる月々定額のカーリース【オリコで乗ーる(おりこでのーる)】のようなサービスもあります。

手放すなら、整備記録をそろえて査定を複数で比べる

乗り続けるか手放すかは、これからかかる修理費や税金が、乗り続ける価値に見合うかで決めることになる。売ると決めたら、1社だけで決めずに複数の買取店やディーラーで査定を取り、条件を比べたい。

走行距離が多い車や年式の古い車、事故歴のある車は、買取店によって値段の差が出やすいです。中古車・事故車も扱う専門店を比べられる専門店比較で高価買取【CTN一括車査定】で、複数の見積もりを取っておくと安心です。

メンテナンスノートや点検記録簿がそろっていれば、どんな手入れをしてきたかを説明しやすい。保証の残りがあるかも、車検証の初度登録年月と走行距離から確かめておきたい。

車の荷室の縁で点検整備の記録簿をめくる手元と作業手袋
イメージ画像です。
スポンサーリンク

情報源

目次