トヨタは2026年4月2日、米国の工場で生産したピックアップトラック「タンドラ」と、3列シートのSUV「ハイランダー」を日本で発売した。まずトヨタモビリティ東京(株)を通じて販売し、全国での発売は「今夏以降」を予定している、と発表した。その後、ハイランダーは8月1日から全国のトヨタ車両販売店で発売された。
メーカー希望小売価格(消費税込み、リサイクル料金は含まない)は、タンドラの「1794 Edition」が12,000,000円、ハイランダーの「Limited ZR Hybrid」が8,600,000円。どちらもグレードは1つだけだ。
この記事は、トヨタが2026年4月2日に出したニュースリリースの内容と、2026年10月9日に確認したトヨタ公式サイトの案内をまとめたものだ。トヨタ公式のハイランダーのページには、「全国のトヨタ車両販売店で8月1日より発売します」と書かれている。タンドラのページは、「トヨタモビリティ東京のみ取り扱い」のままだ。
2車種の価格と仕様は、タンドラが1,200万円、ハイランダーが860万円
| 項目 | タンドラ | ハイランダー |
|---|---|---|
| グレード | 1794 Edition | Limited ZR Hybrid |
| メーカー希望小売価格(税込) | 12,000,000円 | 8,600,000円 |
| パワートレーン | i-FORCE 3.4L ツインターボV6(V35A)+Direct Shift 10AT | シリーズパラレルハイブリッドシステム(A25A 2.5L) |
| 駆動 | パートタイム4WD | E-Four |
| 定員 | 5人 | 7人 |
| 生産拠点 | TMMTX テキサス工場 | TMMI インディアナ工場 |
| 月販基準台数(全国展開時) | 80台/月 | 40台/月 |
月販基準台数は、全国展開時で、タンドラが80台、ハイランダーが40台(2車種の合計120台)だ。

この制度は、米国で作って米国の安全基準に適合した車を、追加の試験なしで売れるしくみ
トヨタは、2月16日に施行された新制度を使って、2車種を導入する。トヨタの説明では、この制度は、米国で製造され米国の安全性に適合する車両を、日本国内で追加の試験を行わずに販売できる仕組みだ。日米交渉を踏まえた制度であることも、リリースの副題に書かれている。
トヨタは、この制度での導入を検討してきたという。「米国で人気のタンドラ、ハイランダーの2車種が本制度での認定を取得した」と説明している。
あわせて導入を検討している「カムリ」は、準備が整い次第、販売を始める予定だとされた。2026年10月9日時点で、トヨタ公式サイトに、カムリの発売の案内は確認できなかった。米国生産の3車種を日本に導入することで、「幅広いお客様の多様なニーズにお応えすると同時に、より良い日米関係に貢献する」と書かれている。
タンドラは全長5,930mm・全幅2,030mm・全高1,980mmのフルサイズピックアップ
- サイズ: 全長5,930mm×全幅2,030mm×全高1,980mm
- フレーム: TNGA-Fラダーフレーム。耐久性・悪路走破性に加え、高剛性化による静粛性と操縦安定性をうたう
- エンジン: 3.4L V6ツインターボ+10速AT。低回転域から力強いトルクを出す、と説明している
- 荷台: アルミと高剛性素材(SMC)による軽量・高耐久の荷台。自動開閉できるパワーテールゲートを装備
- 室内: 14インチのマルチメディア・タッチスクリーン、12.3インチTFTカラーメーター、本革シートを装備
最高出力や燃費の数字は、リリースに載っていない。日本の車検や税金の扱い(ナンバー区分など)も書かれていない。
ハイランダーは、7人乗りのハイブリッド・全車E-Four
ハイランダーは、広い室内と走破性で、都会からアウトドアまで幅広い場面に対応する3列シートのミッドサイズSUVだ。米国では2001年の初代発売以来、累計約360万台以上を販売している(2001年〜2025年の累計)。日本では、2000年から2007年まで「クルーガー」の名前で売られていた。
- パワートレーン: 2.5L直列4気筒のハイブリッド。システム最高出力は184kW(ニュージーランドの現地カタログ値で、日本とは燃料などの条件が異なる参考値)
- 駆動: 全車E-Four。ドライブモードセレクト(エコ/ノーマル/スポーツ)と、凹凸路でタイヤの空転を抑えるTRAILモードを備える
- 室内: 7人乗り。パノラマルーフ、JBLプレミアムサウンドシステム、カラーヘッドアップディスプレイなどを採用
- 荷室: 3列目シートをフラットに収納すると約870L。3列使用時は約330L

日本で買うときに確かめたい点
リリースに書かれていない点が多い。検討する場合は、販売店で次を確認したい。
- ハイランダーを取り扱う最寄りの販売店(公式サイトに取扱販売店の一覧がある)。タンドラはトヨタモビリティ東京のみの取り扱い
- 納期と、年間の販売台数の上限
- 日本仕様での変更点(リリースの写真には「日本仕様とは異なります」の注記がある)
- 保証、整備を受けられる範囲、右ハンドルかどうかなどの細かい仕様
写真の注記には、「デザイン等一部仕様を変更する場合があります」とも書かれている。
今の車を手放す予定があるなら、買取の見積もりを先に取っておく
1,000万円前後の車を買うときは、今の車の売却額が予算に大きく響く。ディーラーの下取りだけでなく、買取店の査定額を比べておくと、判断しやすい。
納車時期は、トヨタの納期一覧で確かめられる。ほかのトヨタの新型車は、ランドクルーザーFJ、新型ハイラックスの記事にまとめた。
情報源
- トヨタ自動車「米国生産のタンドラ、ハイランダーを発売」(2026年4月2日)
- 画像: Wikimedia Commons「22 Toyota Tundra Limited.jpg」「21 Toyota Highlander XSE.jpg」(HJUdall、CC0)。米国仕様の車両の写真で、日本で発売された車両とは仕様が異なる場合がある。イメージ画像

