トヨタ自動車は2026年5月27日、ランドクルーザー250、クラウン、ミライと、レクサスのUX300h、UX300e、GX550のリコールを国土交通省に届け出た。届出番号は5821、リコール開始日は5月28日。対象は6車種・8型式の合計43,300台だ。
不具合は、コンビネーションメーター(速度計などの表示部)の制御プログラムにある。始動時にメーターが正しく起動せず、画面の一部が表示されないことがある。そのため、警告灯などが確認できないおそれがある。
改善措置は、全車両でコンビネーションメーターのプログラムを対策版に書き換えること。修理は無料だ。不具合件数は79件で、事故は報告されていない。
対象は6車種43,300台で、ランドクルーザー250が20,759台と最も多い
| メーカー・車名 | 型式 | 製作期間 | 対象台数 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| トヨタ ランドクルーザー | 3DA-GDJ250W | 令和6年4月10日〜令和7年6月13日 | 17,986台 | 12.3インチディスプレイ装着車 |
| トヨタ ランドクルーザー | 3DA-GDJ250W | 令和6年4月10日〜令和7年6月20日 | 2,773台 | 12.3インチディスプレイ装着車 |
| トヨタ クラウン | 6AA-AZSH32 | 令和5年10月25日〜令和7年6月2日 | 12,898台 | |
| トヨタ クラウン | ZBA-KZSM30 | 令和5年10月25日〜令和7年6月3日 | 846台 | |
| トヨタ ミライ | ZBA-JPD20 | 令和5年12月18日〜令和6年11月25日 | 58台 | Zグレードの一部およびGグレード |
| レクサス UX300h | 6AA-MZAH11 | 令和5年12月13日〜令和7年7月30日 | 6,578台 | |
| レクサス UX300h | 6AA-MZAH16 | 令和5年12月13日〜令和7年7月30日 | 1,829台 | |
| レクサス UX300e | ZAA-KMA10 | 令和5年12月13日〜令和7年8月7日 | 211台 | |
| レクサス GX550 | 3BA-VJA252W | 令和6年4月10日〜令和6年12月3日 | 121台 | |
| 合計(製作期間の全体は令和5年10月25日〜令和7年8月7日) | 43,300台 | |||
車名別に合計すると、ランドクルーザー250が20,759台、クラウンが13,744台、UX300hが8,407台、UX300eが211台、GX550が121台、ミライが58台になる。
ランドクルーザーは「12.3インチディスプレイ装着車」が対象だ。クラウンは2つの型式(AZSH32とKZSM30)が対象だ。車台番号の範囲には、対象にならない車両も含まれており、製作期間は購入時期とは異なる。確認は車台番号で行う。

始動時にメーターが正しく起動せず、画面の一部が見えないことがある
| 項目 | 届出の内容 |
|---|---|
| 不具合の部位 | 電気装置(コンビネーションメータ) |
| 原因 | コンビネーションメータの制御プログラムの検討が不十分 |
| 起きること | 始動時にメータが正しく起動せず、画面の一部が表示されないことがある。警告灯等が確認できないおそれがある |
| 改善措置 | 全車両、コンビネーションメータのプログラムを対策仕様に修正する |
| 不具合件数 | 79件 |
| 事故の有無 | 無し |
| 発見の動機 | 市場からの情報による |
この不具合で問題になるのは、警告灯が見えなくなることだ。走行そのものができなくなるとは、届出に書かれていない。ただし、警告灯が表示されなければ、異常に気づくのが遅れるおそれがある。
対象台数43,300台に対して、不具合は79件だ。割合にすると約0.18%になる(79件÷43,300台)。
メーターの表示がおかしいと感じたら、走り出す前に販売店に相談する
トヨタの公式ページには、この件に限った運転時の注意の案内はない。一般的な対応として、始動したときに画面の一部が表示されない、または警告灯が点灯しない状態に気づいたら、走り出す前に販売店に相談したい。
使用者への通知は、ダイレクトメールのほか、車載ディスプレイへの表示でも行われると届出に書かれている。
対象車の確認は車台番号。修理は通信での更新か、販売店で無料で受ける
トヨタの公式ページは、修理の方法を契約状況で分けて案内している。
- T-Connectの通信を契約中の人(トヨタ公式ページの案内。レクサスUX・GX550に同じ案内があるかは、レクサスのリコール情報で確認する): ご自身で操作して、通信による修理(ソフトウェアの更新)ができる。ダイレクトメールに同封される「お客様操作要領書」に基づいて操作する。自分での操作や通信での修理ができない場合は、最寄りのトヨタ販売店に相談する
- T-Connectが未契約、または契約が終了している人: トヨタ販売店で対応する。販売店から案内があり、来店日時を予約して、点検・修理(無料)を受ける
- トヨタ車(ランドクルーザー250・クラウン・ミライ): 「リコール等情報対象車両検索」に車台番号を入れて確かめる。利用している販売店に来店日時を予約し、無料で修理を受ける。問い合わせはトヨタお客様相談センター 0800-700-7700
- レクサス車(UX300h・UX300e・GX550): レクサスのリコール情報で確認する。問い合わせはレクサスインフォメーションデスク 0800-500-5577
修理にかかる時間は、届出にも公式ページにも書かれていない。
情報源
- 国土交通省「リコールの届出について(トヨタ ランドクルーザー 他)」(令和8年5月27日届出)、添付の「リコール届出一覧表」
- トヨタ「ランドクルーザー250、クラウン、ミライのリコール」(届出番号5821)
- 画像: Wikimedia Commons「Toyota Land Cruiser 250 VX.jpg」(TTTNIS、CC0)。リコール対象の個別の車両ではない

