ランクル300ハイブリッドは10月1日発売【10月9日更新】980万1,000円から・7人乗り

ランクル300ハイブリッドは10月1日発売|980万1,000円から・7人乗り

10月9日更新:ハイブリッドモデルは予定どおり10月1日に発売された。10月9日にtoyota.jpの商品サイトを確かめたところ、ZX 3.5L ハイブリッド(7人乗り)は9,801,000円、GR SPORT 3.5L ハイブリッド(7人乗り)は10,200,300円で、この記事の価格と同じだった。トヨタの工場出荷時期目処(2026年10月9日更新)では、ランドクルーザー“300”の欄は引き続き「詳しくは販売店にお問い合わせください」だ。

トヨタは2026年9月16日、ランドクルーザー“300”シリーズを一部改良し、ハイブリッドモデルを設定して10月1日に発売すると発表した。ハイブリッドはZXとGR SPORTの2グレードで、どちらも7人乗りだ。ランドクルーザーシリーズとして国内初のハイブリッドになる。

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価格(メーカー希望小売価格・消費税込み)は、ZX ハイブリッドが9,801,000円、GR SPORT ハイブリッドが10,200,300円。燃料消費率はWLTCモードで9.4km/L、エンジンとモーターを合わせたシステム最高出力は336kW(457PS)だ。

リリース本文には価格や燃費が書かれておらず、「詳細は商品サイトのお知らせ欄をご覧ください」とある。この記事の数字は、toyota.jpの商品サイト、お知らせ、WEBカタログ(主要諸元表)で確かめたものだけを使っている。

目次

ハイブリッドはZXとGR SPORTの2グレードで、10月1日に発売される

発売日について、トヨタのリリースは次のように書いている。

TOYOTAは、ランドクルーザー“300”シリーズを一部改良するとともに、ハイブリッドモデルを設定。10月1日に発売します。

商品サイトの価格・グレード欄に並ぶのは、3.3Lディーゼルと3.5Lハイブリッドの計5タイプだ。

グレード パワートレイン 乗車定員 価格(税込)
ZX 3.5L ハイブリッド 4WD 7人乗り 9,801,000円
GR SPORT 3.5L ハイブリッド 4WD 7人乗り 10,200,300円
ZX 3.3L ディーゼル 4WD 5人乗り 8,750,500円
GR SPORT 3.3L ディーゼル 4WD 5人乗り 9,150,900円
GX 3.3L ディーゼル 4WD 5人乗り 6,300,800円

同じグレードで比べると、ハイブリッドはディーゼルより、ZXで1,050,500円、GR SPORTで1,049,400円高い(商品サイトの価格からの差額)。価格は参考価格で、販売店が独自に定めている。スペアタイヤ・タイヤ交換用工具付の価格で、オプション、取付費、保険料、税金(消費税を除く)、登録料などは含まれない。GXにハイブリッドの設定はない。

岩の多い未舗装路を登る大型の角ばったSUVを斜め前から見たところ
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3.5L V6ツインターボにモーターを組み合わせたパラレルハイブリッドになる

お知らせによると、ハイブリッドは「応答性に優れたモーターと大排気量ツインターボエンジンを融合したパラレルハイブリッドシステム」を新たに採用した。WEBカタログの主要諸元表から、主な数字を抜き出す。

項目 3.5L ハイブリッド車(ZX/GR SPORT)
エンジン V35A-FTS(3.444L V型6気筒インタークーラー付ツインターボ)
エンジン最高出力〈ネット〉 300(408)kW(PS)/5,200r.p.m.
エンジン最大トルク〈ネット〉 650(66.3)N・m(kgf・m)/2,000〜3,600r.p.m.
モーター 1TM(交流同期電動機)最高出力40(54)kW(PS)、最大トルク290(29.5)N・m(kgf・m)
システム最高出力/最大トルク 336kW(457PS)/790N・m(80.6kgf・m)
動力用主電池 ニッケル水素電池 6.5Ah
トランスミッション Direct Shift-10AT(電子制御10速オートマチック)
駆動方式 4輪駆動(フルタイム4WD)
使用燃料/燃料タンク容量 無鉛プレミアムガソリン/68L
車両型式 5AA-VJH300W-GNVZZ(ZX)、5AA-VJH300W-GNVSZ(GR SPORT)

システム最高出力とシステム最大トルクは、カタログの注記で「社内算定値」とされている。カタログは、状況に応じてエンジンのみ・モーターのみの走行を切り替えると説明する。オフロードではマルチテレインセレクトと連携し、岩場やダート、深雪路などで「モーターのみの走行も一部可能」としている。

オルタネータとスタータも標準装備した。ハイブリッドシステムが止まった場合でもスタータでエンジンを始動し、エンジンのみで退避走行ができる、とカタログは書いている。ステアリングは、ハイブリッド車に標準装備の電動パワーステアリングだ。

夕方の舗装路を走る大型SUVと、給油ノズルを思わせる抽象的なアイコンを並べた図
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ハイブリッドのほうがディーゼルより燃費が良い、わけではない

ハイブリッドと聞くと、燃費が一番良いのはハイブリッドだと考えがちだ。ランクル300では、主要諸元表のWLTCモード燃費はディーゼルのほうがわずかに上になっている。

燃料消費率(WLTCモード・国土交通省審査値) ハイブリッド ZX/GR SPORT ディーゼル ZX/GR SPORT ディーゼル GX
WLTCモード(km/L) 9.4 9.7 9.8
市街地モード(km/L) 6.4 7.4 7.5
郊外モード(km/L) 9.9 9.7 9.8
高速道路モード(km/L) 11.1 11.1 11.2
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン 軽油

使う燃料も違う。ハイブリッドは無鉛プレミアムガソリン、ディーゼルは軽油だ。燃料代を比べるときは、燃費の数字だけでなく燃料の種類もあわせて見る必要がある。燃料消費率は定められた試験条件での値で、使い方や環境によって変わる、とトヨタは注記している。

ハイブリッドだけ7人乗りで、電動格納のサードシートと1,500Wコンセントが付く

「ランクル300は何人乗りか」の答えは、パワートレインで分かれる。主要諸元表では、ディーゼル車は3グレードとも5人乗り、ハイブリッド車はZX・GR SPORTとも7人乗りだ。

お知らせが挙げるハイブリッド専用の外観と主な標準装備は次のとおり。

  • フロント/リヤエアロバンパー(漆黒メッキ加飾付)(ZX)
  • 5:5分割格納サードシート(電動[リクライニング機能・センタートレイ付])
  • フレキシブルデッキボード(荷室を上下2段に分割できる。跳ね上げれば高さのある荷物も積める)
  • アクセサリーコンセント(AC100V・1500W/非常時給電システム付/センターコンソールボックス後部・ラゲージ左側各1個)

カタログによると、非常時給電システムを使えば、車両の走行機能を止めた状態で、燃料残量警告灯が点灯するまで消費電力の合計1500W以下の電気製品を使える。ゴルフバッグ(9.5インチ)は、セカンドシートを使った状態でハイブリッド車(7人乗り)なら4つ、ディーゼル車(5人乗り)なら5つ積めるとしている。

3列目シートを床に格納し、荷室を上下2段に分けるボードを置いたSUVの荷室
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一部改良で全車に寒冷地仕様やETC2.0が付き、GXはオフロード向けに見直された

ハイブリッドの追加とあわせて、装備も変わった。お知らせに書かれている適用範囲をそのまま写すと次のとおりだ。

  • 全車標準装備:おくだけ充電®、ITSコネクト、寒冷地仕様、ETC2.0ユニット(VICS機能付)
  • ZX、GR SPORT標準装備:ルーフレール(ブラック)、クールボックス、JBLプレミアムサウンドシステム(14スピーカー/12chオーディオアンプ)、リヤシートエンターテインメントシステム、マルチテレインモニター、デジタルインナーミラー、前後方ドライブレコーダー、タイヤ空気圧警報システム(TPWS)
  • ボディカラーの追加:ニュートラルブラック(標準設定)、プラチナホワイトパールマイカ(メーカーオプション)

なお、リリースの写真説明では、ルーフレールは「(ZX)」、クールボックスやJBLプレミアムサウンドシステム、デジタルインナーミラーなどは「(ZX・ハイブリッド車)」と、写真の車両で書かれている。WEBカタログ(p54〜55)の主要装備一覧表では、これらはZX・GR SPORTのディーゼル車にもハイブリッド車にも標準装備になっている(クールボックスはディーゼル車のほうが深底仕様)。

GXは3.3Lディーゼル車で、「オフロードでの実用性に特化した仕様」に見直された。主な標準装備は、電動デフロック(フロント・リヤ)、265/65R18タイヤ&18×7½Jアルミホイール(シルバー塗装)、アルミサイドステップ、ラジエーターグリル(ブラック[メッキ加飾付])、ファブリックシート表皮など。樹脂製フロアカーペットはメーカーオプションだ。

納期は「詳しくは販売店にお問い合わせください」で、抽選や受注停止の公式発表はない

トヨタの「工場出荷時期目処のご案内」(2026年10月9日更新。9月18日更新・10月2日更新も同じ)では、ランドクルーザー“300”の欄は「詳しくは販売店にお問い合わせください」となっている。ハイブリッドとディーゼルを分けた記載はない。

抽選販売や受注停止については、トヨタのリリースにもお知らせにも書かれていない。この記事では予想はしない。注文の受け方や納期は、販売店ごとに確かめるのが確実だ。

購入を考えている人が確かめること

  • 何人乗りが必要か:7人乗りはハイブリッドだけ。5人で足りるならディーゼルも候補になる
  • 燃料の違い:ハイブリッドは無鉛プレミアムガソリン、ディーゼルは軽油。燃費は9.4km/Lと9.7〜9.8km/L
  • 諸費用:表示価格に保険料、税金(消費税を除く)、登録料、オプションは入っていない。減税の対象かどうかは販売店にたずねる
  • 納期:公式の案内は「詳しくは販売店にお問い合わせください」

購入後にかかるお金はランクルの維持費を年収と価格から計算する記事で、同じランドクルーザーシリーズのランクル250についてはランクル250の発売と予約方法をまとめた記事で扱っている。

ほかの車種の比較やレビューは、車種レビュー・比較のカテゴリにまとめている。

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