ホンダNシリーズが累計450万台を突破|N-BOXは2026年度上半期101,564台で新車販売1位

ホンダNシリーズが累計450万台を突破|N-BOXは2026年度上半期101,564台で新車販売1位

ホンダは2026年10月6日、軽自動車「N」シリーズの累計販売台数が、2026年9月末時点で450万台を突破したと発表した。2011年12月に初代N-BOXを発売してから14年9カ月(177カ月)での達成だ。あわせて、N-BOXの2026年度上半期(4〜9月)の販売台数が101,564台となり、登録車を含む新車販売台数で第1位になったことも明らかにした。

ホンダが示した全軽自協(全国軽自動車協会連合会)の数字では、Nシリーズの累計は4,522,154台。そのうちN-BOXシリーズが3,098,153台で、約68.5%を占める。シリーズの中心がN-BOXであることは、数字にもはっきり出ている。

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この記事では、ホンダの発表に載っている数字だけを使い、Nシリーズ全体の中でN-BOXがどれだけ大きいのか、他のモデルはどうなのか、2026年7月の改良で何が変わったのかを整理する。

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Nシリーズの累計は4,522,154台、N-BOXが約7割弱を占める

ホンダの発表資料にあるモデル別の累計を並べると、次のとおりだ。数字はすべて全軽自協の調べで、2026年9月末までの累計。

モデル 累計販売台数 Nシリーズ全体に占める割合
N-BOXシリーズ 3,098,153台 約68.5%
N-WGN 789,691台 約17.5%
N-ONEシリーズ 363,330台 約8.0%
N-VANシリーズ 270,980台 約6.0%
Nシリーズ合計 4,522,154台 100%

割合は、上の台数からこの記事で計算したもの(小数第2位を四捨五入)で、ホンダが公表した数字ではない。4モデルの合計は4,522,154台で、Nシリーズ合計と一致する。

なお、ホンダの発表でNシリーズに含まれるとされているのは、N-BOX、N-ONE、N-WGN、N-VAN、N-VAN e:、N-ONE e:の6車種。N-BOXシリーズの集計には、N-BOX、N-BOX CUSTOM、N-BOX +(2017年8月販売終了)、N-BOX SLASH(2020年2月販売終了)、N-BOX JOYが含まれる。

ホンダ N-BOX JOYの後ろ姿
イメージ画像です。2026年7月のマイナーチェンジ前のN-BOX JOYターボ2WD(6BA-JF5)。現行の仕様とは異なる点があります。撮影 Tokumeigakarinoaoshima/Wikimedia Commons/CC0 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Honda_N-BOX_JOY_TURBO_2WD_(6BA-JF5)_rear.jpg

N-BOXの上半期101,564台は、全軽自協と自販連の集計で新車販売1位

ホンダの発表によると、N-BOXの2026年度上半期(4〜9月)の販売台数は101,564台。登録車を含む新車販売台数での第1位で、根拠は自販連(日本自動車販売協会連合会)と全軽自協の調べだとされている。

ここで押さえておきたいのは、「軽自動車の1位」ではなく「登録車を含む新車全体の1位」という点だ。普通車・小型車も含めた全体の順位で、N-BOXが首位に立ったことになる。2位以下の車種や台数はホンダの発表には載っていないため、この記事では触れない。順位の詳細は、自販連と全軽自協がそれぞれ毎月公表している統計で確かめられる。

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Nシリーズの年間販売台数は2013年以降、おおむね28万〜36万台で推移

ホンダの発表には、Nシリーズとして年ごとの販売台数の推移も載っている。2012年から2026年(1〜9月)までを抜き出すと次のとおりだ。

年 Nシリーズ うちN-BOXシリーズ N-BOXの割合
2020年 304,083台 195,984台 約64.5%
2021年 286,745台 188,940台 約65.9%
2022年 295,845台 202,197台 約68.3%
2023年 318,543台 231,385台 約72.6%
2024年 288,306台 206,272台 約71.5%
2025年 279,011台 201,354台 約72.2%
2026年(1〜9月) 208,517台 157,947台 約75.7%

N-BOXの割合の列は、ホンダの数字からこの記事で計算したもの。年間の台数が最も多かったのは、Nシリーズ全体で2014年の361,505台。2013年は354,087台、2019年は346,574台だった。ここ数年は28万〜32万台前後で、N-BOXの割合は2020年の約64.5%から、2026年1〜9月には約75.7%まで上がっている。シリーズの中で、N-BOXへの集中が進んでいる。

2026年は9月までの集計なので、年間の数字との単純な比較はできない。

N-WGN・N-ONE・N-VANの2026年1〜9月の数字

N-BOX以外のモデルの、2026年1〜9月の販売台数は次のとおり。

モデル 2026年1〜9月 2025年(通年)
N-WGN 16,379台 27,628台
N-ONEシリーズ 14,652台 19,744台
N-VANシリーズ 19,539台 30,285台

N-ONEシリーズとN-VANシリーズには、2025年9月発売のN-ONE e:と2024年10月発売のN-VAN e:という2車種のEVがある。ただし、発表の表はシリーズ名ごとの集計で、EVモデルだけの台数は載っていない。EVがどれだけ売れているかは、この資料からは分からない。

2026年7月にN-BOXはマイナーモデルチェンジを受けた

ホンダの発表では、2026年7月に3代目N-BOXがマイナーモデルチェンジを受けて発売されたと書かれている。変更点として挙げられているのは次の内容だ。

  • N-BOX CUSTOMのフロントマスクを、迫力あるデザインに変更
  • 一部のタイプに、9インチナビとETC2.0を標準装備。USBチャージャーなどの装備も拡充
  • N-BOX JOYに特別仕様車「BLACK STYLE(ブラックスタイル)」を設定
  • N-BOX ファッションスタイルの2トーンのルーフ色を変更

9インチナビとETC2.0が標準になるのは、CUSTOMターボ、CUSTOMコーディネートスタイルの全タイプ、JOYターボ、JOYの特別仕様車BLACK STYLEの全タイプ、CUSTOMスロープだとされている。全タイプに付くわけではない。

よくある誤解:450万台は「N-BOXの台数」ではない

「450万台」はNシリーズ全体の累計で、N-BOX単体ではない。N-BOXシリーズは2026年4月に累計300万台を超えており、9月末時点の累計は3,098,153台だ。

もうひとつ、上半期1位の101,564台は、4〜9月の半年間の数字で、累計や年間の数字ではない。ホンダの発表の年表にあるとおり、Nシリーズの累計は2013年9月に50万台、2015年2月に100万台、2016年11月に150万台、2018年6月に200万台、2019年11月に250万台、2021年6月に300万台、2023年3月に350万台、2024年11月に400万台、そして2026年9月に450万台を超えた。直近の50万台には、約1年10カ月かかっている。

N-BOXを検討しているなら、いまの車の価値も確かめておく

N-BOXは人気が高く、乗り換えを考える人も多い。価格はグレードと仕様で変わるので、最新の金額はホンダ公式サイトのタイプ一覧か、販売会社の見積もりで確かめてほしい。購入するときに、いま乗っている車の売却先も比べておくと、乗り換えの資金計画が立てやすい。

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ホンダ N-BOX JOYの斜め前からの外観
イメージ画像です。2026年7月のマイナーチェンジ前のN-BOX JOY(6BA-JF5)。現行の仕様とは異なる点があります。撮影 Tokumeigakarinoaoshima/Wikimedia Commons/CC0 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Honda_N-BOX_Joy_(6BA-JF5).jpg

ホンダの軽自動車については、車種レビュー・比較のカテゴリにも記事がある。

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