ダイハツ工業は2026年8月27日、軽乗用車「ミラ イース」を一部改良し、同日から全国一斉に発売した。
最新のエンジンとECUを採用して、WLTCモードの燃料消費率は2WDが従来の25.0km/Lから27.0km/Lに、4WDが23.2km/Lから24.4km/Lになった。価格(消費税込み)は、L(2WD)の109万6,700円から。新グレード「X“Limited”」も設定された。
全国軽自動車協会連合会(全軽自協)の速報では、2026年9月のミラ(通称名)の販売は4,647台で、前年同月比は109.1%、前月(2,253台)の約2倍だった。この記事では、ダイハツの発表資料(ニュースリリースとPDF)と、全軽自協の速報の数字だけを整理する。
燃費は2WDで25.0から27.0km/Lになり、最高出力と最大トルクも上がった
| 項目 | 駆動 | 改良前 | 改良後 |
|---|---|---|---|
| 燃料消費率(WLTCモード・国土交通省審査値) | 2WD | 25.0km/L | 27.0km/L |
| 同上 | 4WD | 23.2km/L | 24.4km/L |
| 最高出力 | 2WD・4WD | 36kW[49PS]/6,800rpm | 38kW[52PS]/6,900rpm |
| 最大トルク | 2WD・4WD | 57N・m[5.8kgf・m]/5,200rpm | 60N・m[6.1kgf・m]/3,600rpm |
ダイハツは、燃費性能が従来より約8%(2WD)、約5%(4WD)高まったと説明している。最大トルクを発生する回転数は、5,200rpmから3,600rpmに下がった。低い回転で最大トルクが出るようになったことになる。
燃料消費率は定められた試験条件での値で、使用環境(気象、渋滞など)や運転方法(急発進、エアコンの使用など)によって変わる。

価格は109万6,700円から、X“Limited”は138万500円
| グレード | エンジン | 2WD | 4WD |
|---|---|---|---|
| L | NA(自然吸気) | 1,096,700円 | 1,223,200円 |
| X | NA | 1,256,200円 | 1,382,700円 |
| X“Limited” | NA | 1,380,500円 | 1,507,000円 |
トランスミッションはすべてCVTだ。新設のX“Limited”は、Xグレードより2WDで124,300円高い。この差額で、次の装備が追加される。
- プッシュボタンスタート
- シートヒーター(運転席・助手席)
- 運転席シートリフター
- チルトステアリング
- オートエアコン(プッシュ式)
- キーフリーシステム(イモビライザー機能付、運転席・助手席・バックドアのリクエストスイッチ付)
- オート格納式ドアミラー
価格は希望小売価格で、販売会社が独自に定める。保険料、税金(消費税を除く)、自動車リサイクル料金、登録などにかかる費用は別だ。
スマートアシストに路側逸脱警報とふらつき警報が加わった
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 新しく設定 | 路側逸脱警報機能、ふらつき警報 |
| 衝突警報・衝突回避支援ブレーキ(対車両・対歩行者[昼夜]) | 対横断自転車の検知を追加 |
| 同上 | 「交差点右折時の対向車線の車両」「右左折時の対向方向から来る横断歩行者」の検知を追加 |
| 同上 | 対歩行者の最高速度の条件を60km/hから80km/hに変更、夜間の歩行者検知に対応 |
| ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方) | 誤発進抑制にブレーキ制御を追加 |
スマートアシストはドライバーの運転支援が目的で、機能には限界がある。路面や天候などによっては作動しないことがあるため、過信せずに運転することが前提だ。
ドライブレコーダー用のパックは全車にメーカーオプション
「スマートドライブレコーダー装着用アップグレードパック」が追加された。スマートアシスト用のステレオカメラを、走行中の映像を記録するドライブレコーダーとして使える。全車にメーカーオプションで設定され、利用するには、別売りの純正ドライブレコーダー(ディーラーオプション)が必要だ。パックの価格は、今回の発表資料には載っていない。
ボディカラーには、人気色の「セラミックグリーンメタリック」と「グレースブラウンクリスタルマイカ」が加わった。

スバルのプレオ プラスは、XとX“Limited”と同じ価格のグレードがある
スバルは2026年9月10日に「プレオ プラス」の改良モデルを発表した。スバルの発表資料では、プレオ プラスはダイハツ工業からのOEM供給だ。価格を並べると、ミラ イースのX(1,256,200円)はプレオ プラスのL(1,256,200円)と、X“Limited”(1,380,500円)はプレオ プラスのL Limitedグレードパッケージ装着車(1,380,500円)と、2WDで同額になる。4WDも、1,382,700円と1,507,000円で一致する。
プレオ プラスの安全装備の内容も、路側逸脱警報とふらつき警報の採用、夜間への対応、誤発進抑制のブレーキ制御の追加など、ミラ イースと重なる。ただし、スバルの資料に、元になる車の名前は書かれていない。
2026年9月のミラは4,647台で、前年同月比109.1%
| 項目 | 台数・比率 |
|---|---|
| 2026年9月 | 4,647台 |
| 前月(8月) | 2,253台(前月比206.3%) |
| 前年同月(2025年9月) | 4,259台(前年同月比109.1%) |
| 2026年1〜9月累計 | 40,388台(前年累計比97.0%) |
全軽自協の通称名別速報(2026年10月6日更新)の数字だ。速報なので、確報で変わることがある。改良が販売台数にどう影響したかは、この表だけでは分からない。
乗り換えるなら、今の車の査定額も先に見ておく
ミラ イースへの買い替えを考えているなら、今の車がいくらで売れそうかを、納車の時期が決まる前に確かめておくと、予算を組みやすい。下取りだけでなく、買取店の査定額も見ておくと比べられる。
複数の買取店にまとめて査定を依頼できるサービスもある。専門店比較で高価買取【CTN一括車査定】![]()
情報源
- ダイハツ ニュースリリース「軽乗用車「ミラ イース」を一部改良し、燃費性能や安全性能などを向上」(2026年8月27日)
- 同 PDF(主要諸元・価格表)
- 全国軽自動車協会連合会「2026年9月 軽四輪車 通称名別 新車販売速報」
- SUBARU ニュースリリース「プレオ プラス改良モデルを発表」(2026年9月10日)
- 画像: Oq10pass/TTTNIS/Wikimedia Commons/CC0(いずれも一部改良前の車両)

