アウディQ3スポーツバックの後部座席は狭い?全高はQ3より40mm低い

アウディQ3スポーツバックの後部座席がどれだけ狭いかを、数字で示す公式の資料はない。アウディジャパンは後席の頭上空間や室内高を公表していない。公式に分かるのは、新型の全高が1,570mmで、Q3より40mm低いことだ。

Q3スポーツバックは2026年5月19日にフルモデルチェンジし、3代目になった。荷室容量は通常時488ℓ(VDA値)でQ3と同じ、後席を倒すと最大1,289ℓになる。価格は5,710,000円からだ(2026年9月28日確認)。

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以下、寸法・後席・荷室・価格・維持費・リコールの順に、アウディジャパンと国土交通省の資料で確かめる。

目次

全高はQ3より40mm低く、ほかの寸法は同じ

アウディの公式カタログ(諸元表)で、新型Q3とQ3スポーツバックを比べると次のようになる。

項目 Q3 Q3スポーツバック
全長 4,530mm 4,530mm
全幅 1,860mm 1,860mm
全高 1,610mm 1,570mm
ホイールベース 2,680mm 2,680mm
トランク容量(VDA値) 488ℓ 488ℓ
乗車定員 5名 5名
最小回転半径 5.2m 5.2m

寸法の違いは全高だけで、ホイールベースも荷室容量の数字も同じだ。寸法以外では、車両重量(quattroはQ3 1,710kg、スポーツバック1,700kg)や高速道路モード燃費(FWDでQ3 17.5km/ℓ、スポーツバック17.4km/ℓ)がわずかに違う。アウディジャパンは、スポーツバックのルーフラインについて次のように説明している。

Aピラーから後方に向かって下がるルーフラインはAudi Q3より約30mm低く(アウディジャパン 2026年5月19日)

全高(いちばん高い所)の差は諸元表で40mmだ。リリースの「約30mm」がどの位置で測った値かは書かれていない。ルーフが後ろに向かって下がる形なので、影響が出やすいのは後席の頭上だ。ただし何mm狭いかは公表されていない。後席に大人が座る機会が多いなら、Q3と並べて座り比べるのが確実だ。アウディジャパンの公式サイトには試乗車・展示車の検索がある。

クーペスタイルのコンパクトSUVを真横から見たシルエット
イメージ画像です。

後部座席は前後スライドと40:20:40分割

新型の後席は前後にスライドでき、足元の広さと荷室の広さの配分を変えられる。アウディの公式カタログは、リヤシートを次のように説明している。

  • 前後にスライド調整できるベンチシートで、足元スペースと荷室容量を状況に応じてアレンジできる
  • 背もたれの角度も調整できる
  • バックレストは40:20:40の3分割可倒式

スライド量の数字は、今回確認した新型の資料には載っていなかった。先代(2020年7月の資料)ではリヤシートが前後に130mm動き、背もたれは7段階にリクライニングできると書かれていた。

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荷室は通常時488ℓ、後席を倒すと最大1,289ℓ

アウディの公式カタログは「Audi Q3、Audi Q3 Sportbackともにラゲッジスペースは通常時488ℓ、リヤシートを倒せば最大1,289ℓ」としている。発売時のリリースでも、Q3スポーツバックの最大容量は1,289ℓだ。ただしQ3(標準ボディ)の最大容量は、カタログ(1,289ℓ)とリリース(1,386ℓ)で食い違っている。スポーツバックの1,289ℓはどちらでも同じだ。

先代のQ3スポーツバックは、2020年7月の資料で「530〜1,400ℓ」とされていた。新型の諸元表は「トランク容量(ℓ)(VDA値)」と測り方を明記しているが、先代の資料には測り方の記載がない。数字だけを比べて「先代より狭くなった」とは言えない点に注意したい。

後席を倒して荷物を積んだコンパクトSUVの荷室
イメージ画像です。

価格は5,710,000円から、2.0ℓのquattroは6,280,000円

カタログモデルは2グレードで、どちらもガソリンのTFSIエンジンと7速Sトロニックだ。ディーゼル(TDI)は設定されていない。ほかに導入記念の特別仕様モデル launch edition と、限定200台の matte edition がある。

グレード エンジン 駆動 価格(税込)
Q3 Sportback TFSI 110kW advanced 1.5ℓ直4ターボ 150PS/250Nm FWD 5,710,000円
Q3 Sportback TFSI quattro 150kW advanced 2.0ℓ直4ターボ 204PS/320Nm quattro(4WD) 6,280,000円
Q3 Sportback launch edition(特別仕様モデル) 1.5ℓ直4ターボ 150PS/250Nm FWD 6,570,000円
Q3 Sportback matte edition(限定モデル・200台) 2.0ℓ直4ターボ 204PS/320Nm quattro 7,780,000円

同じグレードのQ3(5,500,000円/6,070,000円)と比べると、スポーツバックはどちらも210,000円高い(差額は編集部計算)。価格はメーカー希望小売価格で、販売価格は正規ディーラーが独自に定める。

維持費はハイオク指定、新車から3年は点検・消耗品が無料

諸元表では、使用燃料は2グレードとも無鉛プレミアム(ハイオク)だ。WLTCモード燃費は1.5ℓのFWDが15.6km/ℓ、2.0ℓのquattroが12.1km/ℓ、燃料タンク容量は58ℓと63ℓになっている。

新車にはすべて「Audi Freeway Plan」が付き、初度登録日から3年間、法定点検とメーカー指定点検、指定消耗部品・油脂類の交換・補充などの主なメンテナンスが無料になる。3年目の初回車検も対象で、アウディジャパンは「2026年式以降の車両および新車登録日が2026年1月1日から3月31日の全車両」に適用するとしている(自動車重量税などの法定費用は別)。エンジンオイルとオイルフィルターの交換も項目に入っている。メーカー保証(Audi Warranty)は新車納車日から3年間で、有償の延長保証(Audi CarLife Plus.)で5年目まで延ばせる。

3年を過ぎた後のメンテナンスプログラム「Audi Freeway Plus. Light」では、Q3はクラスAで料金は69,000円(車検から次の車検までの2年間、車検は含まない)だ。

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新型が対象のリコールはまだ見当たらない

国土交通省のリコール情報検索(データは2026年5月21日の届出まで)と、アウディジャパンの2026年度のリコール関連情報(2026年9月18日掲載分まで)を見ると、新型Q3の型式(3AA-FJ15・3BA-FJ20)が対象の届出は見当たらなかった(2026年9月28日確認)。

先代(型式にF3が入るQ3)では、主に次のリコールがある。どちらも届出の通称名は「Q3」で、スポーツバックを分けた表記はない。自分の車が入るかは車台番号で確かめる必要がある。

  • 外-3291(2021年10月8日):第2燃料タンクの燃料ゲージセンサーが燃料ラインに引っかかり、燃料が多く表示されて燃料切れで走行不能になるおそれ。Q3 35TDIq 1,026台、RS Q3 297台
  • 外-3644(2023年7月4日):レーンガイド機能のプログラム不備で、ハンズオフ検知時のシステム無効化の作動が保安基準に適合しない。Q3 35T(3AA-F3DFY)629台、Q3 35TDIq(3DA-F3DFGF)9台で、A1・Q2・SQ2・RS Q3を含めて計1,663台
  • 2023年10月12日:外-3644と同じレーンガイド機能のプログラムの届出で、Q3 35T(3AA-F3DFY)1台

対象かどうかは、アウディジャパンの「リコール等情報検索」に車検証の17桁の車台番号を入れると確かめられる。表示されるのは未実施の改修だけだ。

先代のQ3スポーツバックは全高1,565mm、ディーゼルもあった

先代のQ3スポーツバックは、2020年7月の資料で全長4,500mm、全幅1,840mm、全高1,565mm(ルーフアンテナを除く。Q3より45mm低い)、ホイールベース2,680mmとされていた。エンジンは1.5ℓガソリンの35 TFSIと、2.0ℓディーゼルの35 TDI quattroだった。

中古の先代を選ぶときや、先代から新型に乗り換えるときは、上のリコールの改修が済んでいるかも確かめておきたい。

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