トヨタ自動車は2025年10月30日、パノラミックビューモニターのリコールを国土交通省に届け出た。届出番号は5731、リコール開始日は10月31日から順次。対象は、トヨタ、レクサス、スバル(ソルテラ)の42車種(届出上の通称名の数え方。NX250とNX350を別に数えるなど)・96型式、合計1,285,002台だ。
不具合は、パノラミックビューモニター用制御コンピュータのプログラムの検討が不十分なことにある。始動直後に後退するなどの操作をすると、車両周辺の映像がずれたり、一時的に停止したり、映らなくなったりすることがある。そのため、保安基準に適合しないおそれがある。
改善措置は、全車両で、パノラミックビューモニター用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正すること。修理は無料だ。不具合件数は26件で、事故は報告されていない。
対象はトヨタ1,061,482台、レクサス222,187台、スバル1,333台
| ブランド | 対象台数 | 対象の車名 |
|---|---|---|
| トヨタ | 1,061,482台 | ノア、ヴォクシー、アルファード、ヴェルファイア、プリウス、クラウン、ハリアー、カローラクロス、RAV4、シエンタ、ランドクルーザー、ヤリスクロス、ヤリス、bZ4X、センチュリー、ミライ |
| レクサス | 222,187台 | NX、RX、LBX、UX、LM、ES、LX、LS、RZ、LC、GX |
| スバル | 1,333台 | ソルテラ |
| 合計 | 1,285,002台 | |
車台番号の範囲には、対象にならない車両も含まれている。製作期間は購入時期とは異なる。製作期間の全体は、令和3年(2021年)9月1日から令和7年(2025年)9月25日だ。
トヨタ車は、ノア・ヴォクシーが193,774台、アルファード・ヴェルファイアが191,370台で多い
| 車名 | 対象台数 |
|---|---|
| ノア・ヴォクシー | 193,774台(ノア・ヴォクシー共通の型式193,675台と、ノアのみの型式99台) |
| アルファード・ヴェルファイア | 191,370台(両車共通の型式112,178台、アルファードのみ64,743台、ヴェルファイアのみ14,449台) |
| プリウス | 163,814台 |
| クラウン | 147,138台 |
| ハリアー | 74,353台 |
| カローラクロス | 70,924台 |
| RAV4 | 61,301台 |
| シエンタ | 59,743台 |
| ランドクルーザー | 52,995台 |
| ヤリスクロス | 35,496台 |
| ヤリス | 7,144台 |
| bZ4X | 2,555台 |
| センチュリー | 538台 |
| ミライ | 337台 |
台数は、国土交通省の届出一覧表の型式別の台数を、車名ごとに合計したもの。ノアとヴォクシー、アルファードとヴェルファイアは、型式が共通の部分があり、車名別には分けられない。クラウンは、届出に載っているクラウンの全型式の合計だ。

レクサスはNXが89,893台、RXが48,323台。UX・LM・ESなども対象
| レクサス車名 | 対象台数 |
|---|---|
| NX | 89,893台 |
| RX | 48,323台 |
| LBX | 29,346台 |
| UX | 19,579台 |
| LM | 10,177台 |
| ES | 8,940台 |
| LX | 6,805台 |
| LS | 4,518台 |
| RZ | 2,207台 |
| LC | 1,403台 |
| GX | 996台 |
レクサス車の確認は、レクサスのリコール情報で行う。問い合わせは、レクサスインフォメーションデスク 0800-500-5577だ。スバルのソルテラ(1,333台)の問い合わせ先は、届出一覧表に書かれていない。スバルの販売店かスバルの公式ページで確認する。
不具合は「始動直後に後退すると、映像がずれたり映らなくなる」
| 項目 | 届出の内容 |
|---|---|
| 不具合の部位 | その他(パノラミックビューモニター用制御コンピュータ) |
| 原因 | 制御プログラムの検討が不十分 |
| 起きること | 始動直後に後退するなどの操作を行うと、車両周辺の映像がずれたり、一時的に停止または映らなくなることがある。保安基準に適合しないおそれがある |
| 改善措置 | 全車両、パノラミックビューモニター用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正する |
| 不具合件数 | 26件 |
| 事故の有無 | 無し |
| 発見の動機 | 市場からの情報による |
| 識別 | 改善済みの車両には、車台番号のハイフン後5桁目の下に黄色のペイントを塗る |
対象台数が128万台を超えるのに対して、確認された不具合は26件だ。届出には、後退時に映像が出ない場合の対応は書かれていない。後退するときは、モニターだけに頼らず、ミラーや目視でも後方を確認したい。

対象かどうかは車台番号で確認。修理は無料で、販売店に予約する
- 確認: トヨタの「リコール等情報対象車両検索」に車台番号を入れる。車台番号は車検証で確かめられる
- 修理: 利用している販売店に来店日時を予約し、点検・修理(無料)を受ける
- 案内: 使用者にはダイレクトメール等で通知される
- 問い合わせ: トヨタお客様相談センター 0800-700-7700、レクサスインフォメーションデスク 0800-500-5577
修理にかかる時間は、届出にも公式ページにも書かれていない。
情報源
- 国土交通省「リコールの届出について(トヨタ ヴォクシー 他)」(令和7年10月30日届出)、添付の「リコール届出一覧表」と「改善箇所説明図」
- トヨタ「ノア、ヴォクシー、アルファード、ヴェルファイアなどのリコールについて」(届出番号5731)
- 画像: Wikimedia Commons「2026 Toyota Crown Crossover RS.jpg」「4th generation Toyota Harrier Hybrid G.jpg」(TTTNIS、CC0)。クラウンは展示車の写真で、リコール対象の個別の車両ではない

