ランドローバー ディスカバリーがリコール397台|バックカメラが作動しないおそれ

ランドローバー ディスカバリーがリコール397台|バックカメラが作動しないおそれ

ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社は2026年9月8日、ランドローバー ディスカバリーのバックカメラについて、国土交通省にリコールを届け出た。届出番号は外-4233、対象は3型式・1車種の計397台。リコール開始日も9月8日で、すでに始まっている。

内容は、バックカメラが付いているテールゲートの排水穴が小さく、雨水などをうまく排水できないことがある、というもの。カメラの内部に雨水が入ると導通不良となり、カメラが作動しないおそれがあると届け出られている。

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直し方は、全車両のテールゲートに別の排水穴を設けること。あわせてバックカメラの作動状態を点検し、交換が必要なものは新品に交換する。届出時点の不具合件数は「無し」、事故も「無し」だ。

目次

対象はディスカバリー3型式の397台。製作は2020年9月28日〜2025年7月17日

国土交通省のリコール届出一覧表(PDF)は、対象を次の3型式に分けて載せている。通称名はすべて「ディスカバリー」だ。

車名 通称名 型式 製作期間 台数
ランドローバー ディスカバリー 3AA-LR3UB 令和2年9月28日〜令和5年5月19日 21
3CA-LR3WB 令和2年9月28日〜令和7年7月17日 374
7AA-LR3UC 令和5年8月31日〜令和6年6月5日 2
計3型式・計1車種 令和2年9月28日〜令和7年7月17日 397

21台+374台+2台で397台となり、一覧表の「計397台」と一致する。圧倒的に多いのは3CA-LR3WBで、全体の9割以上を占める。製作期間の全体は、2020年9月28日から2025年7月17日まで。製作期間が2020年から2025年にまたがるので、中古で買った車も対象になり得る。

車台番号の範囲も一覧表に載っている。

型式 車台番号(シリアル番号)の範囲
3AA-LR3UB SALRA2AU9M2444756〜SALRA2AU3P2483640
3CA-LR3WB SALRA2AW6M2444747〜SALRA2AW8S2518490
7AA-LR3UC SALRA2AU8R2489405〜SALRA2AUXR2501988

届出者はジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社で、製作国は英国、製作者はジャガー・ランドローバー・リミテッド。バックカメラの不具合に関する届出のため、エンジンや足回りなど、ほかの部分についての話ではない。

リコール届出一覧表に載っている問い合わせ先は、ランドローバーお客様相談室の0120-922-992。届出の全体像は、国土交通省の報道発表ページから一覧表と改善箇所説明図の2つのPDFで確認できる。

ディスカバリースポーツは今回の届出の対象ではない

一覧表の通称名は「ディスカバリー」の1車種だけだ。「ディスカバリー スポーツ」という名前は届出に出てこない。名前が似ているため混同しやすいが、ディスカバリースポーツのオーナーが今回の外-4233の対象になるとは、この届出からは読み取れない。

自分の車が対象かどうかは、車名の印象ではなく、車検証の型式と車台番号で確かめるのが確実だ。

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排水穴が小さく、雨水がカメラ内部に入って導通不良になるおそれ

不具合の部位は「後方視界確認用カメラ(バックカメラ)」。一覧表は、状態と原因を次のように書いている。

バックカメラが装着されているテールゲートにおいて、設計検討が不十分なため、排水穴が小さく、雨水等を適切に排水できないことがある。そのため、当該カメラの内部に雨水が浸入して導通不良となり、当該カメラが作動しないおそれがある。

原因は「設計検討が不十分」とされている。届出書が挙げる原因は設計検討が不十分なことで、改善箇所説明図は排水穴(溝)の部分を示している。改善箇所説明図(PDF)は、バックカメラ周辺の排水穴(溝)を「基準不適合発生箇所」として示している。

駐車場に停めた白いクロスオーバー車のリヤゲートを開けた後ろ姿。荷室が見える
イメージ画像です。

発見の動機は「本国メーカーからの情報による」。不具合や事故の報告が先にあったわけではなく、本国メーカーからの情報で届け出られた形だ。

直し方はテールゲートの穴あけ。カメラは点検して、必要なものだけ新品に交換

改善措置の内容は、一覧表に次のとおり記載されている。

全車両、テールゲートに別の排水穴を設ける。また、バックカメラの作動状態を点検し、交換を要するものは新品に交換する。

全車両で行うのは排水穴を追加する作業。カメラの交換は、点検の結果、交換が必要と判断されたものだけだ。全車のカメラを替えるわけではない。

作業が済んだ車の見分け方は、改善箇所説明図に「新規に開けた排水用の穴の有無で確認する」と書かれている。図では、カメラ周辺に追加される「追加排水穴」が示されている。

対象かどうかは車台番号で確かめる。範囲内でも対象外の車がある

一覧表の備考には、次の注意がある。

上記の範囲は、車台番号の下8桁を基に区分けしています。リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれる場合があります。

表の範囲に入っていても、それだけで対象とは決まらない。調べ方は次のとおり。車台番号は車検証に書かれている。

  • ランドローバーの公式サイトに、車台番号(VIN)でリコールを検索するページがある。VINは、運転席側のフロントガラス越しに見えるプレートや運転席ドア開口部の認証ラベルにも記載されている、と案内されている
  • 電話なら、届出の問い合わせ先であるランドローバーお客様相談室(0120-922-992)に聞ける
  • 修理の相談や入庫は、最寄りの正規リテイラー(販売店)へ
車検証を手元に置き、スマートフォンで車台番号を入力しようとしている手元
イメージ画像です。

国土交通省のリコール情報検索は、車名・型式・届出日から探す仕組みで、車台番号では検索できない。個別の車台番号から調べたい場合は、メーカーや販売会社に問い合わせるよう書かれている。また、この検索システムが収録しているのは2026年8月31日までの届出で、9月8日の外-4233はリコール・改善対策の届出(令和8年分)のページの9月8日の欄から報道発表に進める。

修理は無料。通知は電話・ダイレクトメール・インカーメッセージ

リコールで直す費用について、ランドローバー公式サイトは、リコールを「該当する製品を無料で修理する制度」と説明し、対象のオーナーには「修理(無料)」を早めに受けるよう案内している。

使用者への通知は、届出書によると次の方法で行われる。

使用者:電話、ダイレクトメールまたは、インカーメッセージで通知する。

届出書には「インカーメッセージ」という通知方法も書かれている。案内を待つだけでなく、自分から車台番号で確かめておくと確実だ。

国土交通省の報道発表ページには「お持ちの車両がリコール等情報の対象に該当するかは、販売店または届出者へお問い合わせください」とあり、メーカー等のホームページの検索画面でも確認できると案内されている。

作業時間や預かりの有無、代車の扱いは、今回確認できた資料には書かれていない。入庫の予約をするときに販売店で聞くのが早い。

リコールは保安基準に関わる届出。案内が来たら後回しにしない

国土交通省は自動車のリコール制度についてのページで、「リコール・改善対策の際には、安全確保の観点などから修理を必ず受けるようにしましょう」と呼びかけている。自動車ユーザーにも、自分の車が保安基準に適合するよう点検・整備する義務がある、とも書かれている。

今回の不具合は、バックカメラが作動しなくなるおそれのもの。バックカメラは、後退時に車の後ろを確認するための装備だ。対象かどうかだけでも、早めに確かめておきたい。

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ディスカバリーの納期や在庫車の探し方は、ディスカバリーの納期の記事にまとめている。

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