アウトランダーPHEVのナビのリコール13,226台|起動不能やフリーズで直前直左・後退時のカメラ映像が出ないおそれ、8月21日開始(届出5865)

アウトランダーPHEVのナビのリコール13,226台|起動不能やフリーズで直前直左・後退時のカメラ映像が出ないおそれ、8月21日開始(届出5865)

三菱自動車は2026年8月20日、「アウトランダーPHEV」のナビゲーションシステムについて、国土交通省にリコールを届け出た。届出番号は5865、開始日は2026年8月21日。対象は、2024年10月14日から2026年2月16日までに製作された、型式5LA-GN0Wの13,226台だ。

不具合の内容は、ナビゲーションシステムの制御プログラムが不適切なため、起動できない、使用中に再起動する、液晶画面が黒くなる、フリーズする、意図しない画面スクロールが起きることがある、というもの。その結果、液晶画面に、直前直左を確認するときや後退時のカメラ映像が表示されず、保安基準に適合しなくなるおそれがある。改善措置は、全車両のナビゲーションシステムの制御プログラムを、対策仕様に書き替えることだ。

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目次

どんな症状が出るのか:5つの症状と、その結果

三菱自動車と国土交通省の資料に書かれている症状を整理すると、次のとおりだ。

区分 内容
ナビの症状 起動不能/使用中の再起動/液晶画面が黒くなる/フリーズする/意図しない画面スクロール
その結果 液晶画面に、直前直左確認時または後退時のカメラ映像が表示されない
基準との関係 保安基準に適合しなくなるおそれがある
原因 ナビゲーションシステムの制御プログラムが不適切

不具合は52件、対象は13,226台なので、対象車に占める件数の割合は約0.4%になる(この記事での計算)。市場からの情報で見つかったもので、事故は報告されていない。

国土交通省の届出一覧表にある内容

国土交通省の「リコール届出一覧表」に載っている内容は次のとおり。

項目 内容
届出番号 5865
届出日/開始日 令和8年8月20日/令和8年8月21日
届出者 三菱自動車工業株式会社(問い合わせ:お客様相談センター 0120-324-860)
不具合の部位 後退時車両直後確認装置、後写鏡等(ナビゲーションシステム)
不具合件数 52件
事故の有無 無し
発見の動機 市場からの情報による
改善措置 全車両、ナビゲーションシステムの制御プログラムを対策仕様に書き替える
使用者への周知 ダイレクトメール等で通知。整備事業者等には日整連発行の機関誌に掲載し、三菱自動車のホームページにも掲載
三菱 アウトランダーPHEVの外観
イメージ画像です。三菱 アウトランダーPHEV P Executive Package(5LA-GN0W、2025年撮影)。写っている車が対象かどうかは、車台番号で確認してください。撮影 Tokumeigakarinoaoshima/Wikimedia Commons/CC0 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mitsubishi_OUTLANDER_PHEV_P_Executive_Package_(5LA-GN0W-XDGHZ)_rear.jpg

対象車:型式5LA-GN0W、車台番号GN0W-0500101〜GN0W-0603102

車名 型式 車台番号の範囲 製作期間 台数
アウトランダーPHEV 5LA-GN0W GN0W-0500101〜GN0W-0603102 令和6年10月14日〜令和8年2月16日 13,226台

三菱自動車は、対象車について次の3点を注意書きにしている。

  • お客様のお車が対象かどうかは、三菱自動車のサイトの「リコール等対象車両検索」で確認する。
  • 対象車両の製作期間は、購入の時期とは異なる。
  • リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合がある。

届いたDMの「担当販売会社」が誤っている場合がある

三菱自動車は、リコールのページに、次のお詫びを載せている。

本リコール対象のお客様に送付している一部のダイレクトメールにおきまして、弊社(三菱自動車工業)のシステム不備により、「担当販売会社」の記載が誤っているものがあります。リコール作業のご依頼につきましては、ご購入いただきました販売店もしくは普段お付き合いのある販売店へご依頼いただくようお願い申し上げます。

DMの販売会社の記載のとおりに連絡すると、連絡先が違うことがある。購入した販売店か、普段付き合いのある販売店に依頼する。最寄りの販売店は、三菱自動車の販売店検索で調べられる。

自分の車が対象か:車台番号で検索する

  1. 車検証で、車台番号(GN0W-で始まる番号)を確認する。
  2. 三菱自動車のリコール情報ページの「リコール等対象車両検索」に車台番号を入力する。
  3. 対象なら、購入した販売店などに依頼して、制御プログラムの書き替えを受ける。

問い合わせ先は、三菱自動車 お客様相談センター 0120-324-860(国土交通省の届出一覧表に記載の番号)。

よくある誤解:画面の不具合ではなく、カメラ映像が映らないおそれが問題

ナビの画面が黒くなる、固まるといった症状は、運転中にナビが使えなくなる、という程度に聞こえるかもしれない。しかし、国土交通省の届出は、その結果として、直前直左確認時や後退時のカメラ映像が液晶画面に出なくなり、保安基準に適合しなくなるおそれがある点を問題にしている。対象車のオーナーは、カメラ映像が出るかを、バックに入れたときなどに確かめておくとよい。症状が出たら、早めに販売店に相談してほしい。なお、事故の有無は「無し」、不具合件数は52件と、国土交通省の一覧表に載っている。

同じ時期の三菱自動車のリコール

三菱自動車は、2026年9月10日に、デリカD:5のコンビネーションメーターのリコールとブレーキオートホールド機能のサービスキャンペーンも発表している。詳しくは、新型デリカD:5に21,584台のリコールの記事で整理している。

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