スズキ、ダイハツ、マツダ、スバルの4社は2026年9月29日、8月の生産・販売実績を公表した。国内販売は、スズキが48,816台(前年同月比99.3%)、ダイハツが29,681台(82.6%)、マツダが11,195台(前年同月比+12.8%)、スバルが7,098台(−8.9%)だった。前年同月を上回ったのはマツダだけだ。
この記事は、4社の公表資料の数字だけをまとめている。各社の「国内販売」の範囲(OEM車の扱いなど)は、資料によって細かく違う可能性があるため、4社の数字を足したものは、あくまで目安だ。速報値は、後で訂正されることがある。
4社の国内販売は、軽自動車と登録車の内訳で、スズキとダイハツは軽が中心だ
| メーカー | 国内販売 合計 | 前年同月比 | 軽自動車 | 登録車 |
|---|---|---|---|---|
| スズキ | 48,816台 | 99.3% | 37,429台(94.4%) | 11,387台(119.9%) |
| ダイハツ | 29,681台 | 82.6% | 27,475台(80.1%) | 2,206台(134.8%) |
| マツダ | 11,195台 | +12.8% | 2,395台(+0.2%) | 8,800台(+16.7%) |
| スバル | 7,098台 | −8.9% | 787台(−29.0%) | 6,311台(−5.6%) |
4社の合計は96,790台で、メーカー別の構成は、スズキが50.4%、ダイハツが30.7%、マツダが11.6%、スバルが7.3%になる(この記事で計算した値)。登録車だけを足すと、スズキ11,387台、マツダ8,800台、スバル6,311台、ダイハツ2,206台の順だ。

スズキは軽が前年を下回り、登録車は17カ月連続で増えた
スズキの8月の日本販売は48,816台(99.3%、3カ月ぶりの減少)。内訳は、軽四輪車が37,429台(94.4%、2カ月連続の減少)、登録車が11,387台(119.9%、17カ月連続の増加で、8月として過去最高)だった。スズキは「軽四輪車が減少し、前年同月実績を下回った」と説明している。
2026年の1〜8月累計は、日本販売が482,021台(99.1%)、軽四輪車が365,086台(94.9%)、登録車が116,935台(114.9%)だ。世界販売は286,359台(119.3%、11カ月連続の増加)で、インドの販売は180,078台(134.3%)で、海外の増加が世界販売を押し上げた、とスズキは説明している。日本の1〜8月累計は前年並み(99.1%)だ。
ダイハツは軽が前年の80.1%で、国内販売は3カ月連続の前年割れ
ダイハツの8月の国内販売は29,681台(82.6%)で、軽自動車が27,475台(80.1%)、登録車が2,206台(134.8%)だった。ダイハツは、国内販売について「軽自動車が減少し、3ヶ月連続で前年同月実績を下回った」と発表している。国内生産は43,578台(77.0%)で、軽自動車の27,559台(68.0%)が大きく減り、「2ヶ月ぶりに前年同月実績を下回った」。
1〜8月の累計では、国内販売が354,400台(103.6%)、軽自動車が333,683台(102.4%)、登録車が20,717台(127.2%)で、年の累計は前年を上回っている。グローバル販売は71,241台(90.1%)で、2カ月連続の前年割れだ。
マツダはCX-5が前年の約2.1倍で、国内販売が12.8%増
| 区分(マツダ・8月) | 台数 | 前年同月比 |
|---|---|---|
| 国内販売 合計 | 11,195台 | +12.8% |
| 乗用車 | 10,524台 | +14.4% |
| 商用車 | 671台 | −8.3% |
| 登録車 | 8,800台 | +16.7% |
| 軽自動車 | 2,395台 | +0.2% |
主要車種の国内販売は、CX-5が3,252台(前年同月比+112.0%)、MAZDA2が1,824台(+6.2%)、MAZDA3が1,224台(+43.3%)だ。CX-5は、2026年5月21日に3代目が発売されている(新型CX-5の価格とグレードの記事で整理している)。1〜8月の累計は、国内販売が100,535台(−3.2%)、登録車が78,694台(−2.2%)、軽自動車が21,841台(−6.3%)で、8月の伸びはあっても、年の累計はまだ前年を下回っている。
マツダのグローバル販売は98,881台(+0.0%)で、海外販売は87,686台(−1.4%)だった。米国は34,735台(−8.9%)、欧州は11,431台(+44.2%)、中国は5,648台(−1.0%)になっている。国内生産は49,325台(+0.9%)で、CX-5が23,788台(+16.3%)、MAZDA3が8,829台(+3.4%)、CX-90が4,217台(+39.0%)だった。
スバルは軽が前年の71.0%、登録車も5.6%減
スバルの8月の国内販売は7,098台(−8.9%、2カ月ぶりの前年割れ)。登録車が6,311台(−5.6%、2カ月ぶりの前年割れ)、軽自動車が787台(−29.0%、4カ月連続の前年割れ)だった。1〜8月の累計は、国内販売が67,088台(−8.8%)、登録車が57,555台(−9.4%)、軽自動車が9,533台(−5.1%)だ。
スバルの国内生産は29,857台(+3.5%)で、7カ月ぶりに前年を超えた。世界生産は61,063台(+0.7%)、輸出は26,348台(−14.4%)だった。
数字の見方
- 前年同月を上回ったのは、4社のうちマツダだけだ(スズキ99.3%、ダイハツ82.6%、スバル−8.9%)
- 登録車は、スズキ(119.9%)、マツダ(+16.7%)、ダイハツ(134.8%)が伸び、スバルだけが5.6%減った
- 軽自動車は、スズキ(94.4%)、ダイハツ(80.1%)、スバル(−29.0%)が減り、マツダだけが微増(+0.2%)だった
- 各社の1〜8月累計は、ダイハツ(103.6%)が前年を上回り、スズキ(99.1%)、マツダ(−3.2%)、スバル(−8.8%)が下回っている
この記事に載せた数字は、2026年8月の速報だ。9月分の4社の公表は、10月末ごろになる。
情報源
- スズキ「2026年8月 四輪車生産・販売・輸出実績」(2026年9月29日)
- ダイハツ「2026年8月 生産・販売・輸出実績」(2026年9月29日、PDFの表を確認)
- マツダ「2026年8月の生産・販売状況について」(2026年9月29日、PDFの表を確認)
- SUBARU「2026年8月度 生産・国内販売・輸出実績」(2026年9月29日)
- 画像: アイキャッチはスペーシア(撮影 TTTNIS)、記事内の写真はマツダ CX-60(撮影 TTTNIS)。いずれもWikimedia Commons/CC0

