ディフェンダー・レンジローバー等リコール7,799台|補機ベルトのローラーでオイル漏れのおそれ

ディフェンダー・レンジローバー等リコール7,799台|補機ベルトのローラーでオイル漏れのおそれ

ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社は2026年8月18日、ディフェンダー90・110、ディフェンダー Hard Top、レンジローバー、レンジローバー スポーツ、ディスカバリーの原動機(エンジン)について、国土交通省にリコールを届け出た。届出番号は外-4229、対象は8型式・6車種の計7,799台だ。リコールの開始日も8月18日で、すでに始まっている。

内容は、補機ベルト用ガイドローラーの設計検討が不十分で、位置決め用のガイドピンの強度が足りないというもの。エンジンの振動などでピンが折れてローラーの固定が外れ、近くのオイルプレッシャセンサに干渉し、そのまま使い続けるとセンサが壊れてオイルが漏れるおそれがある。直し方は、ガイドローラーを対策品に交換することだ。

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台数でいちばん多いのはディフェンダー110の5,802台で、全体の7割あまりを占める。

目次

対象は7,799台。ディフェンダー110が5,802台、製作期間は2024年3月〜2026年4月

国土交通省のリコール届出一覧表(PDF)は、対象を次の8型式に分けて載せている。

通称名 型式 製作期間 台数
レンジローバー スポーツ 3CA-L123WA 令和6年3月3日〜令和6年3月28日 321
DEFENDER 90 3CA-LE62WAB 令和6年3月20日〜令和8年4月1日 533
3CA-LE62WCB 令和6年3月18日〜令和8年1月27日 121
DEFENDER 110 3CA-LE72WAB 令和6年3月15日〜令和8年4月7日 5,802
3CA-LE72WCB 令和6年4月3日〜令和8年3月30日 761
レンジローバー 3CA-LK93WA 令和6年3月3日〜令和6年5月2日 38
ディスカバリー 3CA-LR3WB 令和6年3月12日〜令和8年4月7日 222
Hard Top X-Dynamic 7CF-LE73WVE 令和7年11月4日 1
計8型式・計6車種 令和6年3月3日〜令和8年4月7日 7,799

合計は一覧表の「計7,799台」と一致する。ディフェンダーだけで見ると、90が654台(533+121)、110が6,563台(5,802+761)、Hard Topが1台で、計7,218台になる(編集部の計算)。

表の期間は、車が作られた期間。一覧表の備考のとおり、範囲には対象外の車も含まれる。対象は2024年3月以降に作られた車で、中古で手に入れた人も対象になり得る。

森の砂利道に停まるオリーブ色のSUVを斜め後ろから見たところ
イメージ画像です。

ガイドローラーのピンが折れ、オイルプレッシャセンサに当たってオイルが漏れるおそれ

不具合の部位は「原動機(補機ベルト用ガイドローラー)」。一覧表は、状態と原因を次のように書いている。

原動機において、補機ベルト用ガイドローラーの設計検討が不十分なため、位置決め用ガイドピンの強度が不足している。そのため、エンジン振動等で当該ガイドピンが折損して固定が外れ、オイルプレッシャセンサに干渉し、そのまま使用を続けると、当該センサが損傷してオイルが漏れるおそれがある。

改善箇所説明図(PDF)は、エンジン補機まわりのガイドローラーを「基準不適合発生箇所」として示し、位置決め用ガイドピンの場所を丸で囲っている。オイルプレッシャセンサも図の中に載っている。

届出時点の不具合件数は5件、事故の有無は「無し」。発見の動機は「本国メーカーからの情報による」とされている。一覧表と改善箇所説明図には、使用を控えるよう求める記載は書かれていない。

直し方はガイドローラーの交換。作業済みの車は黄色いペイントで見分ける

改善措置の内容は、一覧表に次のとおり記載されている。

全車両、補機ベルト用ガイドローラーを対策品に交換する。

作業が済んだ車の見分け方は、説明図に書かれている。

識別:ガイドローラー本体の取付ボルト下側凸部に黄色ペイントを塗布する。

目印は改善箇所説明図に示された部品に付く。作業が済んでいるかは、販売店か、次に書く車台番号の検索で確かめるのが確実だ。

範囲内でも対象外の車がある。車台番号で公式サイトを調べる

一覧表の備考には、次の注意がある。

上記の範囲は、車台番号の下8桁を基に区分けしています。リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれる場合があります。

表に当てはまっても、それだけで対象とは決まらない。調べ方は次のとおり。車台番号は車検証に書かれている。

  • ランドローバーの公式サイトに、車台番号(VIN)でリコールを検索するページがある
  • 同社のリコール情報のページには、届出日「令和8年8月18日」・不具合の部位「原動機(補機ベルト用ガイドローラー)」・車名「RANGE ROVER, RANGE ROVER SPORT, DEFENDER 90, DEFENDER 110, DEFENDER HARD TOP, DISCOVERY」の項目がある
  • 電話なら、届出の問い合わせ先であるランドローバーお客様相談室(フリーダイヤル 0120-922-992)に聞ける
車検証を手元に置き、スマートフォンで車台番号を入力しようとしている手元(一般化したイメージ)
イメージ画像です。

国土交通省のリコール情報検索は、車名・型式・届出日から届出の内容を探す仕組みで、車台番号では検索できない。個別の車から調べるときは、メーカーや販売会社に問い合わせる。

連絡は電話・ダイレクトメール・車のメッセージで届く

一覧表によると、使用者への通知は次の方法で行う。

・使用者:電話、ダイレクトメールまたは、インカーメッセージで通知する。
・自動車特定整備事業者:日整連発行の機関誌へ掲載する。
・弊社ホームページに掲載する。

ランドローバーの公式サイトは、対象車の持ち主には直接案内していると書いたうえで、早めに最寄りの正規リテイラーに連絡して無料の修理を受けるよう案内している。

リコールは後回しにしない

国土交通省は自動車のリコール制度についてのページで、「リコール・改善対策の際には、安全確保の観点などから修理を必ず受けるようにしましょう」と呼びかけている。

不具合件数が5件でも、7,799台の中に自分の車が入っているかは早めに確かめておきたい。中古のランドローバーや輸入車を選ぶときは、トラブル・弱点対策のカテゴリのほかの記事も参考になる。

ディフェンダーの価格と維持費はディフェンダーに乗る年収と維持費の記事、納期はディフェンダーの納期の記事、レンジローバーの納期はレンジローバーの納期の記事にまとめている。

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